監督の妹 A3!
□監督の妹1
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「いっったっ……」
メイク絶対崩れた…最悪と思いながら、ガタイの良いぶつかった相手の方を初めて見る
うわ……めっちゃ美形………
つかくそイケメン…
こんな人学校にいたっけ??と思いながら唖然としていると
??「悪りぃ…大丈夫か?…っておーい意識ちゃんとある??」
そう言って私の顔の前で手を振って見せた。
ハッとなり私は、失礼な事をしたと思いその彼に謝罪をした。
「あ…あの!!余所見しててごめんなさい!考え事してて……えとその…怪我はないですか?!!ていうかあの私化粧してたから鞄についちゃったかも…本当汚いですよねごめんなさい!次から気を付けます!」
普段男の子と話さないから、緊張して早口になってしまった……イケメン前にすると顔赤くなるこの癖どうにかしたいなあ本当…。
すると彼は驚いた様子で私の方をじっと見た
あれ?なんか私悪い事言っちゃったかな…?
少しの沈黙の後、彼は吹き出したように笑いはじめた。
ええ?笑う所ですか?
⁇「っははは!お前変な奴wwぶつかって怪我してるのお前の方なのに謝るとかw 良い奴すぎるだろw」
私は思わずその彼のにっと笑う笑顔に見惚れてしまった。
うわ、なにその笑顔めっちゃくちゃカッコ良い…
ぶつかる時もなんか良い匂いしたし…
え……少女漫画的展開予想しても良いですか?こういうの私少女漫画脳が働いちゃうんだって!!!
⁇「どした???俺の顔になんか付いてー」
気付くと私は彼の言葉を遮り、勝手に口が動いていた。
「あの、私3年2組の立花亜矢と言います!!…その…嫌じゃなければ名前教えてくれませんか…??」
言ってしまった……。少女漫画の展開とか望むな!!私!!!!
そんな事考えながら、1人であたふたしていると
⁇「へーえ…立花亜矢か…。
俺は3年5組の摂津万里。つーか同学年かよ。初めて見たわ」
え、すんなり名前教えてもらっちゃった…やばい普通に嬉しい。
にやけ止まらないんだけど…
「あ、そっかえっとね私3ヶ月前に転校してきたばっかりだから見たこと無いのかも。5組か…階も違うしそりゃ初めましてだよね!」
イケメンと関われる事に嬉しさを感じながらも、私は万里くんと会話を続けた。
万里「…転校してきたのか…じゃあ見間違えか?………」
「??なんのこと?」
万里「?ああなんもねえよ。つうか俺大体学校来てもサボったりして屋上とかにいたりするし、余計見た事ねえのかもな。」
「へぇそうなんだ…!サボりとか本当にする人いるんだね!!!」
万里「お前馬鹿にしてんのそれ?w」
「えっ?!あの!ごめんそういうつもりじゃなくて!なんかその、そういうの漫画の世界だけかと思ってたから!本当にいるんだと思ってびっくりしてただけでー」
万里「なんかお前変な奴だな本当wつうか大丈夫か??鼻赤くなってんぞー」
すると彼は私の鼻をムギュッとつまんだ
やばいイケメンに鼻つままれた…
つか苦しいんだけど離してほしい………