うたの王様

□おやすみなさい
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「おやすみなさい」





毎日、お互いに言える事でも無いけれど言えた日は、とても嬉しかった。




「ねぇ、薫・・・」
「どうしたの翔ちゃん?どこか痛いの?」
僕の隣で寝ているはずの翔ちゃんが声をかけてきた
「明日ってどこから来ると思う?」
「えっ!?」
「ほら、さっき絵本で言っていたやつだよ」

翔は、部屋の電気をつけて、ベッドから降りると本棚に絵本を取りに行った。
戻って来ると枕の上に絵本をのせた
「翔ちゃんずっと考えてたの?」
「うん、だってさー明日来なかったら嫌じゃない?」
「確かに、嫌だけど・・・」
「俺さ、もしかしたら、明日無いかもしれないから考えて「ダメだよそんなの!!」

いきなり薫が口出ししてきた、確かに本当の事だけど俺もあんまり言いたくなかった、けど今日の絵本見て考えてしまったから・・・
「ごめん、翔ちゃんビックリしたよね」
「・・・」
翔ちゃんが、いきなり黙り込んだから謝ったのに返事がないからもう一度名前を呼んだ。
「しょうちゃん?」
「だって、だってさ・・・」
翔ちゃんの目から涙がこぼれた
僕は、絵本を閉じてそっと翔ちゃんの頭を撫でた。
そうしたら翔ちゃんが思いっきり泣き出した。
僕は、翔ちゃんが泣きやむまで頭を撫で続けた。
「ヒック・・・怖かった」
「大丈夫大丈夫、ねぇ、翔ちゃん・・・僕大きくなったら翔ちゃんの病気治してあげる!だから僕お医者さんになる!」
「かおる・・・」
「だから、大丈夫!あっ、そういえば!明日はケン王の日じゃない?」
「本当だ!!」
翔ちゃんが笑顔になってよかったと思いつつ絵本を片付ける
「薫、でん・・・zzzZZ」
僕が電気を消すのとおやすみを言う前に翔ちゃんは、寝てしまった。
電気を消して僕も寝っころがる
「おやすみ」

そして聞こえたのか聞こえてないのかわからないが「おやすみ」と翔ちゃんが言い返してくれた
END







あとがき
なんか、すみませんm(_ _)m途中から訳分からずなんかぐだぐだになりました。←やっぱり予告通りにw
こんなにシリアスにするつもりは、なかったのに・・・シリアスになっちゃいましたw
後、翔と薫の設定年齢いくつぐらいなんだろう・・・なんか、考え方が大人ぽくなりすぎたかもしれませんw
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました(୨୧•͈ᴗ•͈)◞ᵗʱᵃᵑᵏઽ*♡
 

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