ツキウタ。のゆめ

□海を照れさせたい話
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明日発売の雑誌をフラゲしてきた。
『男性の夢のエピソード集!』というのが取り上げられているのがとても気になったのだ。
いつも海さんに照れさせられてるばかりだから、たまには海さんを真っ赤にしてやろうという作戦だ。

ふむ...
『手をつなぐ』これはやったことあるな。部屋でだけど。
『あーんって言って食べさせてもらう』これは...照れそうだけど、こっちが照れるな...。
あとは、『ひざまくら』。いいですね、ひざまくら。

「おっななし、なにしてるんだ?」

「うわぁ!?かっ、海さん!なにも!何もしてないですよ!」

「嘘つけ。...よっと」

立って雑誌を後ろに隠すもあっさりと取られてしまった。

「あぁ〜...」

あの海さんがにやにやしてるよ...

「これ、やってくれんのか?」

「ち、違います。」

「違わないだろ、ページの端ばっちり折っちゃって」

「もう!からかわないでください!
そ、それ恋くんのですから!」

恋くんごめん。許して。

「恋ならこっちだろ『女性に人気の仕草ランキング』やってやろうか?」

「え、や、やらなくていいですよ!!
いいい、いつもとってもかっこいいのに
そんなことされたら私、あの、心臓止まるので!」

「え。」

「あ。」

そういえば今まで、かっこいいとか面と向かっていったことなかったかも。
いつも画面で見てかっこいいって言って満足しちゃうからな。

海さん、真っ赤...だ。

「お前さ、そういう不意打ちやめろ。」

海さんが、口を手で覆って!
て、照れてる...!

作戦は失敗したものの、
照れた海さんがみられて、口の端が上がっていくのがわかる。

「海さん!」

「きゅ、急に大声出すなよ」

「顔、真っ赤ですよー」

「やめろ」

「やめないー!」

それからは好きだとか、PVのこのシーンがかっこいいとか連呼して思う存分照れさせた。


(ねぇいっくん、海が真っ赤)
(ななしちゃんも海さんも完全にプロセラの共有スペースだって忘れてる〜!)

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