二次創作
□あんさんぶるスターズ!「すきなのはどっち?」薫奏
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海は、沈む太陽に照らされて、綺麗なセピアに染まっていた。
潮風が頬をなぶる。
寒さに身を震わせた。
吐く息が白く広がる。
「さすがに、ふゆの『うみ』はさむいですね...♪」
薫は来るだろうか。
そんなことを考える。
やはり男より、女の子のほうが、薫は好きなのだろう。
「やっぱり、『まちがって』たのかもしれませんね...」
少しだけ、目が熱くなった。
小波に耳を傾ければ、心が落ち着いていく。
「『すき』ですよ、かおる...」
明日、終わりにしよう。
奏汰は、一人海をながめた。