スマブラ

□お芝居!不思議の国のルキナ
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ナレーター:ロイ(あれ?昔この話のナレーターやった気がするぞ?)【中の人ネタ】

ある日、川辺の土手でそれは仲のいい兄妹が来ていました。兄は読書を。妹は読書中の兄の側で退屈に過ごしていました。

「お兄様は『戦術書』なるものをずっと読んでいて退屈です・・・」

おい、お芝居中にまでそんなものを読むな、ルフレ。お前の中で本は投擲用の武器のはずだろ?

えぇっと。アリスの目の前を白い服を着たウサギが懐中時計を見ながら人間の言葉を話し横切っていくではありませんか。

「マズイネッ!このままじゃ遅刻しちゃう!」

「あのウサギ・・・人間の言葉を話すのですか?!お兄様!見てください!!」

「うん?・・・」

アリスの言葉に兄は生返事で返し聞く耳を持ちません。ウサギが気になるアリス。とうとう兄を置いてウサギを追いかけていきます。しかしウサギを追いかけるのに夢中になりアリスは足元の穴に気づかず落ちてしまいます。

「え?きゃあああああ!!」

「っ!?アリスっ!!」

妹の悲鳴を聞き兄は本から目を離し声の方を見ますがその時には穴もアリスも消えていました。

「・・・どうしよう。お芝居終わったらお義父さんに八つ裂きにされる」

そんなになのか!?クロムは!?
そこまではせんぞ!一発しばくだけだ!byクロム←ダメじゃね?byロイ

穴に落ちたアリス。どこまで落ちたのでしょうか。もしかするとずっと落ち続けるのではないかと思った矢先、ふわりと地面に辿り着きました。そこは広間のようになっており部屋の隅には小さな扉が1つ。

「この先に何かあるのでしょうか?ですが小さ過ぎて入れませんね」

キョロキョロと辺りを見回すとそばの机の上には金色の鍵と不思議な色をした液体の瓶が1つ。

「『私を飲んで』?飲めばいいのでしょうか?」

疑問に思うアリスですがこのままでは何も出来ないので恐る恐る飲んでみます。すると

「え?ええええええ!?」

みるみる身体が小さくなり扉と同じくらいの大きさに。

「これなら・・・しまった。鍵を机の上に置いたままです」

さて困った。辺りを見回すと机の脚の側にはケーキが1つ。これにも

「『私を食べて』。もしかしたら」

予想は大当たり。アリスはみるみる大きくなり

「・・・元の身体より大きくなってしまいました」

元の身体より大きくなり扉にどころか鍵をつかむのが困難になってしまいます。

「あぁ、どうしましょう・・・」

アリスはどうしたらいいのか訳も分からず困って泣き出してしまいました。アリスの目からはたくさんの涙がこぼれ落ち辺りには池が出来ます。御伽噺だから仕方ないと思うが涙で池が出来るってどれだけ泣いたらそうなるんだ?身体が干からびるぞ。
しかし、それでも身体が大きくなり過ぎて身動きがとれません。

「・・・」

そんなアリスの前にはどこからともなく白ウサギが現れました。しかし白ウサギはどうやら急いでいるらしく再び立ち去ってしまいます。

「あれは?先ほど見た白ウサギ・・・。おや?何か落としましたね」

アリスは白ウサギが落としていったものを見つけました。それは扇s

「これは・・・白ウサギのモナド?」

何を落としてんだ!?シュルク!!

「えぇっと・・・モナド“縮(スモール)”!」

そんなモナド無いから!って、えぇ?!縮んだ?

気、気を取り直して。身体が縮み身動きが取れるようになったアリス。涙で出来た池を泳ぎ岸に辿り着きました。泳いだというのに不思議な事に衣装は全く濡れていませんでした。

私の力で濡れないようにしてあるbyマスター
創造神の力ってすごいなbyロイ
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