10/13の日記
22:34
季節物
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(ハッピーハロウィン一年生ズ)
赤いツノの生えたカチューシャ。
ほっぺたに貼った星のシール。
服装はいつのも烏野ジャージと制服のスカートだけどかぼちゃランタン風のバケツ片手に持てば仮装は良いでしょ?
「お!翔陽!!!」
「ん?あ、高尾さん?」
「Trick or Treat?」
「とりっくおあ?とりーと?あ!!ハロウィン!!」
「そ!!で?翔陽サン?お菓子くれるの?」
「(ち…ちかっ////)こ、ごめん持ってないっ!!!」
「じゃーいたずら決定だね!!えいっ」
身構える翔陽の頭にちょっと背伸びをしてカポっと狼の耳のついたカチューシャを被せてやった。
どこから出したの?ってそりゃー懐だよ。
一応いたずらグッツ隠し持ってるからね。
ついでに狼の尻尾を腰のあたりに安全ピンでつける。
「よし完成!!我ながら良い仕事したわ。翔陽手をこうやって」
「こう?」
「そーそーじゃーカメラ見て一緒にガォー」
「ガォー」
(パシャ)
「おー良い写り!!ほんじゃ翔陽サンは荷物持ちね!!一緒に他の人のところ回ろう!!」
「おぉー!!」
「ん?」
「おやおやおや?」
「おやおやおや?」
「あれは影山君じゃあーりませんか?」
「あーりませんか?」
「そんじゃ早速。」
「せーの。「「とりっくおあとりーと!!!」」
「!?は?」
「お菓子くれないとイタズラしちゃうぞー!!」
「日向のはなんだそれ犬か?」
「どこからどー見ても狼男だろうが!!」
「子犬にしか見えねぇ…」
「えーでも似合うでしょ?」
「…高尾さんはともかくお前は気色悪りぃ」
「なんだトォ!?」
「まあまあまあまあ…んで飛雄ちゃんはお菓子くれるの?」
「(上目遣いつーかちけぇ!!!?)…っないっす…」
「にしし。じゃーいたずら決定だね!!翔陽コレ付けたげて!!」
「おおーす!!」
「飛雄ちゃん後ろ向いて大人しくしてね?」
翔陽に黒猫の耳付きカチューシャを飛雄に付けさせて私は飛雄の腰に黒猫の尻尾を安全ピンでつける。
黒髪だからピッタリでしょ?
黒猫飛雄ちゃん。
「コレもなかなか。翔陽はさっきのポーズね。飛雄ちゃんは招き猫の手」
「こ、こうすか?」
「そーそーじゃカメラ見てー」
(パシャ)
「んんコレも上出来!!じゃ、次いくぞー」
「おー!!」
「おー?」
「ん?あれは〜」
「谷地さんだ!おーい谷地さーん」
「日向に影山君と高尾ちゃん?」
「オス」
「おっす?三人ともどうしたの?その格好」
「せーの。「「とりっくおあとりーと!!!」」
「とりーと?」
「あぁハロウィンかぁ!!ちょっと待ってくださいね。えーと。あ、あったあった。はい飴です。」
「おぉ!!ありがとお!!!」
「ちぇ…さすがにやっちゃんは持っていたか…」
「ちなみに谷地さんの奴はなんだったんだ?」
「やっちゃんのはこれとこれ。」
「小さい帽子付きのカチューシャ?」
「と、マント?」
「魔女?」
「せいかぁーい!!似合うと思ったんだけどなぁ…」
「楽しそうだから私もやりたいっす!!」
「ホント!?じゃあはい。」
「「おおー!!!」」
「やっぱ似合うっ!!よしやっちゃん2人で写メ撮ろ。」
「う、うす!!」
「ハイチーズ」
(パシャ)
「おーいい感じ。今度は4人で撮る?」
「ポーズはさっきので良いんすか?」
「いいよー。いくよー」
(パシャっ)
「おおーハロウィンっぽい!!」
「高尾ちゃん後で送ってほしいっす」
「もちろん!!1年のグループのところに貼るからほしい人は自由に保存してね」
「「はーい。」」
「じゃ次いくよー」
「おやー?」
「お?山口だ!!」
「山口クーン!!」
「お前1人か?珍しいな」
「ツッキーは係の仕事だよ。それよりもみんなどうしたのその格好。」
「せーの。「「「「とりっくおあとりーと!!!」」」」
「あーハロウィンか。ごめん今持ってないや。」
「じゃーいたずら決定だね!!それー!!」
ぐるぐるぐると懐から出した包帯をわざとほつれさせながらゆるく巻いてやった。
「おー山口はミイラ男か!!」
「似合ってるね!!山口君!!」
「いい感じ!!じゃ写メ撮るよー」
(パシャ)
「いやー5人だと流石にせまいね!!」
「確かに。」
「じゃ、次は…」
「月島か?」
「もちろん!!」
「あ、ツッキー!!」
「げっ。山口も高尾さんも谷地さんも何やってるの?」
「ひっひっひ!!せーの。「「「「とりっくおあとりーと!!!」」」」」
「はぁ。ハロウィン?小学生でもあるまいし…」
「えー、でも最近は大人子供関係なくイベントやってんよ?」
「誰が言い出しっぺなのさ」
「オレはみんなが来て…」
「私は日向と影山君と高尾ちゃんが来て…」
「オレは日向と高尾さんが来た。」
「おれのところに高尾さんが来て…。」
「あーい。私です!!んで蛍ちゃん蛍ちゃんお菓子、ちょーだい?」
「高尾さんのそれなんなの?」
「え?ツノあるでしょ?悪魔だよ悪魔!!」
「(悪魔っていうより小悪魔でしょこれ。)…持ってないけど。」
「じゃー蛍ちゃんはコレ付けて」
「ネジのついたカチューシャ?と傷シール」
「フランケンシュタインだね。」
「ツッキーかっこいい!!」
「嫌だけど?」
「えーお菓子持ってないならイタズラでしょ?」
「なに君達みんなお菓子持ってなかったの?」
「谷地さんは持ってた!!」
「なんで…」
「楽しそうでつい…」
「ほら付けて付けて!!」
「ねぇなら、Trick or Treat?」
「うわ、発音いい!!」
「流石ツッキー!!」
「ッチ」
「どうなの?高尾さん。」
「ふっふっふ。私に抜かりはないのよ!!ほら受け取りな!!」
「かわいーラッピング」
「はい。みんなにもあるからどーぞ。かぼちゃのマフィンだよ。」
「ッチ」
「ほら蛍も付けて一緒に写真撮らせて?ね?」
「(だからそのおねだり反則だって…)」
なんか無言で付けてくれた蛍とツーショット撮らせてもらった。
うんうん。
こうしてみても今回なかなかいい仕事したんじゃなかろうか。
「王様のそれはなんなの?」
「あ?しらねぇ」
「猫耳?だし黒猫かな?」
「谷地さんは魔女だねー」
「はっ!!?谷地さんが魔女ってことは影山は谷地さんの使い魔?」
「王様が僕とか使い物にならないでしょ?」
「あ゛?」
「日向のそれは…狼?」
「お!流石山口!!ガォー。狼男!!カッコイイだろ!!」
「ねぇ高尾さん。高尾さんは尻尾ないの?」
「あるよーあるけど自分でつけれなかったんだよ。あ、やっちゃんお願いできる?」
「いいよー。わ、これ安全ピンだったんだ」
「そーだよ。翔陽と飛雄ちゃんのもおんなじ。」
「へー。よし!出来たよ!!」
「わーい。とわぁ!?ちょっといきなり尻尾引っ張らないで蛍!!」
「ボケェ月島ボケェ!!」
「(わー月島君いつになく積極的だなぁ。)」
「顎カチューシャのトコに乗せられると重いんだけど…」
「ちょっと寒いから少しの間湯たんぽよろしく。」
「離れろ月島コラー!!」
「オレも!!オレも高尾さんとギュってしテェ!!!!」
「じゃー翔陽おいでー」
「わーい」
「ダメに決まってるでしょ?」
「独り占めずるいぞ月島ー!!ケチ島!!ケチ月島!!」
「お、オレも…」
「じゃあ忠おいでー」
「山口もダメ。」
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