トリガーハッピーと銀の弾丸

□じゅう
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それからしばらく
バーボンも少し落ち着いてきた気がする。
相変わらずライとは仲悪そうだけど。

ちょっと寂しくはなったものの、今までと変わらない日々が続いていた。

起きて仕事してごはん食べて仕事してごはん食べて仕事してお風呂にはいって寝る。
時間があればライやみんなを誘ってごはんに行く。
んでたまに好きなことをする。好きなことって言っても道具の手入れとか新品の試し撃ちとかだから仕事に入らなくもないが、まあ好きなことなのでノーカン。



これからもそういう日が続くんだろうなとぼんやり思ってた、いつも通りのある日のことだった。



「え、何それ。」
『だから、あいつもNOCだったんですよ。FBIから潜り込んできたようです。』

何度も言わせないでくださいよと顔をしかめる目の前の青年。

いや、そうじゃなくてさ。
それはさっきも聞いたんだよバーボン。
聞こえてんだよちゃんと。
お前が何言ってるかは聞こえてんのに、言ってる意味がわかんねえっていうかさ。

『監督不届きでしたね、僕もあなたも。』

だっておととい一緒にごはん食べに行ったんだぜ?
そんな素振りなかったじゃねえか。

『見つけたらちゃんと報告を』

どういうことだよ





『ライ…………本名は、赤井秀一。』
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