翠玉の彼女と赤い狙撃手
□え?
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赤井さんに蓮さんの家のことを言った時、赤井さんの顔色は酷かったし、隈も酷かった。
「あの人の中で蓮さんは大きい存在だったんだな……」
ほんの少し前の赤井さんの顔色を思い出しながら探偵事務所に帰っていた。
「蘭?」
少し前に蘭と園子が誰かと話している。少し経つと、話し終わったらしく、話してた人物が俺の方に歩いてくる。
白いジーパンに黒のパーカーでフードをかぶっている。顔はよく見えない。
何事もなく通り過ぎ、俺蘭たちのところへ走る。
「蘭姉ちゃん!園子姉ちゃん!」
そう大声で呼ぶと、二人は俺の方に振り向いた。
「コナン君!どうしたの?」
蘭が俺に聞いてくる。
「さっき話してたの誰!?!?」
「さっき?……さっき蓮さんと話してたけど」
「それがどうかしたの??」と首をかしげている。
「蓮…姉ちゃん…?」
「え、うん……。そうだけど」
「どうかしたの??」と言いかけていたが、それを無視して蓮さんの家の方に走る。
「ちょ、コナンくん!?」
「蓮姉ちゃんの家にちょっと言ってくるねー!!」
少し距離が離れたところで赤井さんに電話する。
[もしもし。ボウヤ。どうしたんだ?]
「蓮さんが生きてるかもしれないんだ!!」
[ボウヤ。何を]
「さっき蘭姉ちゃん達が蓮さんと話したって言ってて!」
[…ボウヤ。今どこにいる?]
「今杯戸中央病院に戻ってる!」
[わかった。着いたら連絡してくれ]
「わかったよ!」
杯戸中央病院について赤井さんに連絡を入れた。
「ボウヤ。」
「赤井さん…とジョディさんにジェイムズさんも」
出てきたのは赤井さんの他にジョディさんとジェイムズさんも一緒だった。
「赤井君から聞いた。それに昼間、ジョディ君が蓮君の友達にあったようでね。」
「我々も一緒に行くことにした」とジェイムズさんがいう。
俺は赤井さんの車に。ジョディさんがジェイムズさんの車に乗り、蓮さんの家へ。
現在時刻 17:30