翠玉の彼女と赤い狙撃手
□死神か…
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毛利小五郎、毛利蘭、ガキンチョ、鈴木園子と一緒にでかけたらテンプレで事件に巻き込まれた。
目暮警部たちいつものメンバーと見ない顔が数人いる。
「では、容疑者はそこにいる3人…」
そう目暮警部が言った時。
「いいや。4人だよ。目暮警部殿。そこに、死神……久世蓮がいるではありませんか」
見ない顔の警察の男が言った。
「ちょっと!蓮さんは私らと一緒にいたのよ!?」
園子ちゃんが食ってかかる。
ああ。見たことあると思った。
「お久しぶりです。魚谷さん。」
「蓮さん。お知り合いですか??」
知り合い……か。
「昔に……」
「魚谷さん。蓮君にはアリバイがあります。彼女が容疑者というのは…」
「わからんぞ。なんせ彼女は、幼いながらに親や兄を殺した殺人犯なのだから……」
「え?」
蘭ちゃんが驚いた声をあげた。
「もう20年以上前さ。そこにいる蓮は両親と兄を殺害した殺人犯なのだよ」
軽蔑するかのように僕を見る。
「今は事件でしょう魚谷さん。それに、僕は兄は殺してない。」
「兄は……か。親の方は殺したのは認めるのか」
「僕は昔も今も両親を殺したことは認めてますよ。ただ兄は殺してない」
「ふん。よく言う。死神が」
そういい魚谷さんはどこか行く。
「嫌な人。なんなの?」
園子ちゃんが苦い顔をして言う。
「魚谷さんだよ。20年以上前に久世一家殺人事件の捜査に出てたんだ。やっぱり、蓮さん。あなたはあの事件の」
小五郎さんがこれまた苦い顔で言う。
「……僕のことは後でいいでしょう。その前にこの事件をどうにかしましょう。」
犯人はやはり3人の中にいて無事事件は解決した。
「ふん。死神め。いつか貴様の尻尾をつかんで刑務所にぶち込んでやる。」
そう言って魚谷さんはどこかに行く。
「嫌なやつね。本当に」
「うん……何もあそこまで言わなくてもいいのに。」
蘭ちゃんと園子ちゃんが言う。
「気にしないでくださいね蓮さん」
「そうよ!過去は過去!今は今だもの!蓮さんは気にしないでドーンと構えてていいんですよ!」
「ああ。ありがとう。」
「でも、なんで魚谷さんはあんなに敵意むき出しなんだろう……もう20年以上たってるんでしょ?」
ガキンチョが不思議そうにいう。すると近くにいた高木刑事がしゃがんで
「それは魚谷さんは17の時唯一の家族だった妹さんを殺されたからなんだよ。だから殺人犯全体に敵意むき出しなんだ」
と答えた。
「それに、僕の父とは同郷で小中高と同じ学校だったらしいから。」
そう言うとガキンチョは「ふーん」と納得したようなしてないような答え方をした。
さて、なぜ僕は誰からかに見られてるのだろうか??