翠玉の彼女と赤い狙撃手
□はぁ!?
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[ボウヤの仕掛けた盗聴器が組織にバレて毛利小五郎が殺されそうらしい]
……は?
「どういう事だよ赤井。」
[水無怜奈が毛利探偵事務所に来たらしい。それで、盗聴器が誤って水無怜奈の靴にひっついて……]
「……おいおい。マジかよ。」
[さて、そこでだ。凄腕“便利屋”さんの蓮でも“翠玉の隻眼を持つ怪物”の蓮でもどっちでもいいんだ。協力して欲しいんだが]
「内容による。」
[なに。ちょっとした茶番劇をするだけさ。]
「じゃあ僕はその茶番劇のキャストになるのかい?」
口角が釣りあがるのが自分でもわかった。
きっとあの2人は絶対参加だろう。
「“翠玉の隻眼を持つ怪物”が参加するよ。」
[そう来なくてはな。]