翠玉の彼女と赤い狙撃手
□季節外れの誕生会
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とある一軒家。
「へー。まだ赤井秀一は君のこと好きなんだー。」
目の前でカタカタとキーボードを叩く青年。
アンジェ・クイーンド。
今回FBIのことを頼んだ情報屋だ。
「で?今日僕を呼び出したのはなぜ??」
そう言うとアンジェはニヤリと笑った。
「ベルモットが動くよ。季節外れのハロウィンパーティーだってさ。」
「へぇ。季節外れのハロウィンパーティー…ねぇ」
「きっと狙うのは宮野志保。けど良かったね。組織から季節外れの誕生会を開いてくれるなんて。」
「プレゼントは千の顔を持つ魔女の屍」とニコリと笑った。
「このことはFBIの奴らも知ってる。FBIの計画そっくりそのまま流してあげるよ」
「すまんなアンジェ。」
「いい誕生会になるといいネ。蓮」