翠玉の彼女と赤い狙撃手

□便利屋の自宅ははFBIの集合場所じゃありません
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……さて、なんで今日も今日とて赤井秀一がいるんだ。なんでいるんだ。

しかも、勝手にコーヒー淹れて、勝手に僕の本読んでるし…

「資本論がある家なんて初めてだ」

「僕は勝手にコーヒー淹れて勝手に本を読む人間を初めて見たよ」

「??コーヒーは蓮の分もあるぞ?」

「そこじゃねぇよ。」

なに言ってるの?FBIこれでいいの??こんなアホの子が切れ者でいいの??

それとも、赤井秀一のアホの子ぶりを密告すればいいの??

さー!さー!密告だー!っつって。

てかなんでこの男は僕の家でこんなにもくつろいでるの?

この前ちゃっかり風呂に入ってた時は驚いて包丁ぶん投げちゃったけどさ(赤井秀一は余裕で避けて包丁は壁に刺さってしまった)

「今度同僚も連れてきていいか??」

「やめぇい!!」

え?なんで?って顔をするな!!

「便利屋はFBIの仲間違うの!なんで僕の家に連れてこようとするんだ!?」

「飯がうまいって言ったら食いたいって」

「バカなの!?!?てか何言ってんの!?」

もうやだこの男…過去に戻ってジニアンに連絡する方法をメールにしておけって言いたい…いや、まずあのバスに乗るなと言いたい…!!

「資本論は凶器になるな。」

……しらねぇよ。

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