台本置場(夏目友人帳)

□夏目、文化祭に参加する。
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北「もうすぐ文化祭かぁ。夏目と西村の組は何をやるんだ?」
夏「あぁ、北本、明日ホームルームで決めるんだ。」
西「俺としては…バニー喫茶がいいなぁ。」
北「西村、バニーは無理だろ。せめて、妖精とか。」
西「妖精?やだ。バニーがいい!な?夏目もバニー派だよな?…あれ?夏目?何でそんな川べりに突っ立ってるんだ?」
北「おい、夏目。どうしたんだ?危ないぞ。」
夏「あ。」
北「おい!」
北・西「うわあぁぁ!?」

川に落ちる夏目。

夏「ぷはっ!」
北・西「夏目!!」

夏「(M)誰かに足を引っ張られた!」

北「夏目!大丈夫か?西村、そっち押してくれ!俺引き上げるから!」
西「任せろ!せーのっ!」
北「それっ!」

引き上げられる夏目。

夏「ゴホッゴホッ!」
西「ったく〜。何やってんだ、夏目!」
夏「悪い。っゴホッゴホッ!」
夏「(M)妖に絡まれて川に落ちた、なんて言えない。」
北「全く…。」
夏「ごめん…。」
北「怪我、しなかったか?」
西「今骨折でもしたら、文化祭出られなくなっちゃうぞ?」
夏「そうだな。大丈夫。本当にありがとう。」
北「ふぅ、良かった。」

夏「(M)小さい頃から時々、変なものを見た。他の人には見えないらしいそれらは、おそらく、妖怪と呼ばれるものの類。」

西「はーくしゅん!」
夏「あ、あのさ…風邪引いたらいけないから、良ければうちで風呂でも入って温まっていったほうが―――」

夏目を遮るように。

北・西「いいの!?」
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