BLEACH

□三種に変化する牛乳
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一護は冬獅郎の胸から母乳が出てきたと呟く
が、冬獅郎はそれを全力で否定する。
それもそうであろう。
本来“母乳”と言うものは女性が赤子を
産んで育てる時に与える栄養なのだから。
冬獅郎は顔を真っ赤にさせてこう訊ねる。

「…ッこういうのは…おッ、男でも…出るのか…?」
「んなわけねーだろ…もしそうだとしたら
母乳に限らず父乳にもなんだろ」
「そ…そうだが…」

二人は今起きている事を呑み込めず
言葉を失い沈黙の空気を促す。
ふと一護は冬獅郎の胸に目を配る。
すると一瞬止まっていた母乳が再び
ピュ…ピュと緩いスピードで流れ落ちる。
母乳が出る度に冬獅郎は小さく声を漏らし
体をくねりとイヤらしくくねらせる。
その様子に一護もゴクリと喉を鳴らせる。
流石に我慢が出来なくなったのか
冬獅郎を再び押し倒して乳首に吸い付く

「やッ…ぁあッ…!!」

強く吸ったり優しく吸ったりを繰返し
冬獅郎と冬獅郎の乳首に煽りをかける。
と、その時下(一階)から声が届く。

「おーい。風呂空いたぞー
お父さん達は入ったから後は二人だけだから
上がったらお湯、落としてくれよー!」

「おー」

下から聴こえてきた言葉に一護は
しゃぶりついていた乳首から口を離して
何事もないかのように応える。再び冬獅郎の方へ向く

「風呂だってよ、入るか?」
「ッ…ッ…く…黒崎先に…入れ」
「一緒に入んねえのか?」
「そ…それは…」

冬獅郎は胸を隠しながら顔をそらす。
それに一護はムラムラしてしまったようで

「よし、行くぞ」
「お、おいッ…俺の話聞いて──ぎゃああ

冬獅郎をお姫様抱っこをして無理矢理
部屋から出て風呂場へと移動する。
風呂場の近くのキッチンテーブルには
一心と遊子と夏梨がニヤニヤしながら此方を眺めてた
それを一護は全力スルーをし、冬獅郎は
顔を熟した林檎のように染め上げ反らす。

ガララ…ピシャン。

「ふぅ…ったく親父とあいつらは…
大丈夫だったか?冬獅ろ───」
「ッ…ッ…ッ…」
「…どうした?」
「…ッ……げねえ…ッ…」
「あ…?」
「ッ…だからッ…!脱げねえんだ!!
こ、擦れるとッ…き、気持ちよくてッ…」

このとき冬獅郎の仕草と言葉に一護は
見事にハートを撃ち抜かれた。
撃ち抜かれたのと同時にスイッチが入る。
一護はズンズンと冬獅郎に近づき
勢いよく服を脱がせていく。

「あッ…待てッ…恥ずかッ…ひゃぁあッ─!

あっという間にすっぽんぽんにされました。
そして一護もすぐに服を脱いで浴室に入り
湯船のお湯を汲み上げて自分の体にかけて
湯船に浸かる。そして冬獅郎を見て

「ッ…冬獅郎も早く来いよ」

冬獅郎はよそよそしく一護の方へ近づき
ゆっくりしゃがみこみ湯船のお湯を汲み上げ
体にかけて一護の隣に入り浸かる。
一護の家の浴槽は広めで
大人二人遣っても少し余裕がある位で
冬獅郎は小学生の体型なのでかなり余裕がある状態だ

「ッ…ッ…」
「……冬獅郎、こっち向けよ」
「ッ…や、やだッ…」
「もう何回も一緒に風呂入ったじゃねーか」
「そ、そうじゃなくてッ…あッ…」
「……?」

冬獅郎は言葉の途中で甘い声を漏らす。
それから一護がどうしたんだと問い掛けても
冬獅郎は話しかけるなと言って応えず。
話にならねえと自分の方へ向かせようと
冬獅郎の肩を掴もうとしたときお湯の色に目が行く。
入る前は透き通る透明色だったのが
乳白色に色が変化していた。

「……入浴剤なんて入れたっけ」
「ッ…ッ…!!!」
「冬獅郎、お前何か入れた──
「……俺の…だ」
「…え?」
「……俺の…ぼ、母乳……だ」
「ッ…るい」
「…?」
「冬獅郎狡いんだよッ!!!」

一護は勢いよく冬獅郎を自分の方へ向かせて
冬獅郎の胸がお湯から見えるよう引き上げる
すると冬獅郎の左乳首から白い液体が
イヤらしくドロドロと流れているのを
目にして一護は酷く興奮して
ピンクと白の混ざった乳首を舐めあげる

「ひぁんッ…!」
「…お湯の色が変化したのは
冬獅郎の母乳が出ていたからなんだな」
「ッ…違ッ…ぁあんッ…!」
「これだと入浴剤なんて要らねえな」
「まッ…待てッ…ら、らめぇえッ!!!」



それから二日ほど経つと漸く母乳も治まるが
肝心の身長は伸びなかったという。
母乳が出たのはきっと乱菊が渡した
あの怪しい牛乳が原因だろう。

二人は気づいていなかったが
ラベルの下に更に文章があったらしく
こう書かれていたそうだ。

これは飲むことによって
牛乳、母乳、乳湯の三種類に化け
それぞれの白が楽しめる最高の飲物である


※身長が、伸びる可能性はほぼ0です

冬獅郎はその内容を知ることなかったが
もしも彼が知っていたら……
乱菊は無事ではなかったであろう。



END.
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