CODE GEASS Trip girl
□第１話
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毎日毎日同じことの繰り返し
朝起きて朝食を食べ学校へ行き授業を受け昼食を食べ家に帰り晩ご飯を食べお風呂に入り寝る。
なんの変哲も無いつまらないサイクル
いつからかこんな毎日が退屈になっていた。
もっと違う何かが欲しいと思っていた
今日は日曜日。
学校に行かなくてもいいからと朝からアニメを見ていた。
コードギアス
笑えるシーンもあるがすごく考えさせられるアニメ。
放送は終わってしまったが何度見直しても飽きがこないからよく見ている。
その所為で親には私がコードギアス大好きっ子と認識されてしまったが…
ルルーシュやスザクを見る度に羨ましくなる。
他の人には無い良いものを持っていて…
私には無い。
私は全てが平凡。
運動神経も顔も身長も体重も頭の良さも性格も全てが平凡。
だからルルーシュに憧れた。
羨ましいと思った。
運動神経はあれだけど顔も綺麗で身長も高くきっと体重も男では軽い方だろう。頭は飛び抜けて良いし性格もあれはあれで良い性格なんだろう。
私とは正反対。
だから最終話でルルーシュには生きて欲しかった。
所詮ルルーシュは2次元のキャラクターでどんなに私が祈ったってルルーシュの死は変わらない。
そう考えてふと思った
なら、私があの場に居たら少しは変えられるのかなと…
その日の夕方、私の家に強盗が入った。
家には私1人だけ。
両親は仕事で留守だった。
金を出せ、金目の物を出せ…そんなことを言われても金庫の番号は知らないし両親は宝石などに興味を持たなかったから金目の物など無い。
強盗にそう言っても帰る様子は無くて勝手に家の中を荒らし始めた。
強盗の隙を見て逃げ出そうと思ったけど強盗もバカじゃない。
家の中を物色しながらチラチラと私のことも気にしていた。
やがて家の中を一通り歩き回った強盗はまるで死人に口無しとでも言う様にあっさりと私の喉や胸などに家で今朝まで使っていた包丁を突き立てた………