Expressionless girl

□無表情少女3
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ヒソカとナナミは裏路地に来ていた。
今日は発の練習を人を使ってやることにしたのだ。

「あれ?君たちみたいな綺麗な服着た子たちがこんな所に何の用かな?」

「お兄さんたちにお小遣いくれたら無傷で返してあげるよ」

角から3人の男がニタニタと笑いながら出てきた。
ナナミはヒソカを見上げ小さく首をかしげる。
それに対してヒソカはクックッと笑いながら一つ頷いた。

ナナミがゆっくり男たちの方へ歩き出す。
やがて男たちから2mほど離れたところで止まると素早く彼等に何かを投げる。

その何かは3人全員に刺さり、彼等は一瞬動きが止まる。
やがてその身体が内側から押されるように膨らんでいき真紅の液体を撒き散らしながら破裂した。

その一部始終を見ていたヒソカは口元を歪め、ナナミの頭を優しく撫でる。

『おにいちゃん!できた!!』
「うん♢偉い偉い♡」

ナナミはヒソカに頭を撫でられ嬉しそうに微笑む。
満足いくまでヒソカに褒められると肉片や千切れた布などが浮かぶ血の水溜りの中へ入り先を尖らせたヘアピンを回収する。

それを血を拭ってからポケットの中にしまいヒソカの手を握る。

「まさかヘアピンを使うなんて思わなかったよ♢」
『だめ?』
「いや、最高だよ♡」

先ほど男たちに投げて刺したものはヘアピン。
常に肌身離さず持つことでナナミのオーラを纏ったヘアピンを相手に刺すことで操作を可能にしたのだ。

お土産としてヒソカにもらったへアドレスからヘアピンを武器にする事を思いついたナナミは直ぐにヒソカにヘアピンのセットを買ってもらいナイフで先を尖らせたのだ。

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