書 庫

□外部家にて
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「えっ、スモールレディがですか?」

せつなの脳裏には今、笑顔が可愛いらしいピンク色の髪の少女の顔が思い浮かんでいた。

「うん、そうなの。修行ということでまたしばらくこっちで暮らすことになったんだって。明日から私と同じ学校に通うって聞いて、もう嬉しくって!」

興奮気味にいつもより早口にしゃべるほたるの頬はうっすらと上気している。

「また賑やかになりそうだな。」

おちびちゃんの姿を思い出し、はるかもまた喜んでいた。

「ほたるもせつなも良かったわね?」
お茶を淹れる手を一度休めて、みちるはにっこりと微笑んだ。

「ええ。また近くでスモールレディの成長を見られる日が来るなんて…本当に幸せ…ですね。」
せつなは瞳を閉じて感慨深く頷いた。

「それでね、今度の土曜日にちびうさちゃんを家に招待したいのだけど、みんなの予定はどうかな?大丈夫?」

「ええ、勿論良くってよ。その日なら今の所予定は入って無いわ。」

「僕も空いてるよ。」
ほたるにウィンクして見せるはるか。

「私は…何とか頑張って土曜日は休めるようにしますよ。」

「本当?良かったっ!じゃあ明日、ちびうさちゃんに伝えておくね。」
ほたるの顔が一層笑顔で輝いた。
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