逆転裁判

□はじまり
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■20XX年4月20日 午前10時 裁判所ロビー■


あちらこちらで慌ただしく騒がしい声や音が響き、時折係官に被告人らしき人が連行されている。

今日も誰かが有罪判決を受け、誰かが無罪判決を受ける。

そのための裁判が行われるのが、ここ裁判所。

しかし、今や法曹界には冤罪や証拠の捏造がひしめく、まさに“法の暗黒時代”が訪れていた。

それでも、誰かが罪を犯し、裁かれる。

そこにはある意味一番人間性が見られるだろう。

傍聴人の中にはそのために裁判を傍聴することを望む者もいる。

今日もまた、一人の人間が裁判所を訪れる。

そこにどんな物語があるか、まだ誰も知らない。
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