戯言遊戯

□好きの始まり
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「人識」
何度も出夢に声をかけられて、流石に無視するのも面倒になった人識はふと顔を上げた。
「……何だよ」
そう聞くと、出夢は待ってましたとばかりに笑う。
「来週の日曜日ってさ、暇か?」
「……多分暇だと思うけどよ、」
それがどうしたと、続けようとすると。
「なあ、遊園地行こうぜ」
唐突に出夢はそう言った。
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