Going my way

□2冊目
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チュンチュン
窓から朝日が差し込んでくる

名前「んーっ!朝か...」

私がウィスタルに来て1週間がたった

素早く着替え、朝食を作る
今日はオムレツとサラダにしよう

・・・

もう少しで朝食が出来上がる

名前「そろそろ来るかな?」

コンコン

名前「はーい、開いてますよ〜」

ガチャ

白雪「おはようございます、名前さん」

真っ赤な林檎のような髪を持つ彼女は白雪
隣の部屋に住んでいる隣人で
私と同じく宮廷付き薬剤師を目指しているという

名前「おはよう、白雪。
そのさん付けと敬語はやめない?
お互い年も近いんだし、なんだか距離を感じちゃうわ」

少しおどけたように言う

白雪「わかった、名前って呼ぶね」

素直に聞き入れ可愛らしく微笑んでくれた

名前「(妹がいたらこんな感じなのかしら)」

彼女の笑顔を見ているとこちらまで笑顔になってしまう

白雪「あ、今日もまたパンを貰ったんだよ!」

白雪は私より前からここに住んでいて
毎日パンをくれるおばさんがいるという
私はあった事が無いけれどいつもこうして白雪がおすそ分けしてくれる


名前「いつもありがとう、私も一度おば様にお礼を言わなくちゃね」

白雪「とても明るくて良い人だよ!」

白雪が言うなら間違いないだろう
出会って1週間ではあるが同じ薬剤師を目指す者として意気投合し、毎日一緒に勉強したりして過ごしている
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