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□執筆中
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ドドドッ!
ドォオン!!

轟音が大きくなってきた。
あと少しで、グラウンドだ!

『苗字先輩!待ってください!!』

ドキッ!

誰の声?聞いたことあるような、、、


名前を呼ばれて振り返ると
見覚えのある子がこちらに向かって走ってくる。

「さ、沢田くん?、」
『苗字先輩!無事だったんですね?!僕です!沢田です!』

沢田くん…

わたしを心配してくれた子、、、

「うん、無事だったけど…」
『あぁ〜、本当に無事で良かったです!あの時は本当に助けれなくてすみませんでした!』
「…!」

目が熱くなる。涙が目元に溜まる。


『え⁈名前先輩?!』「沢田くん、今日雲の戦いだよね?雲雀くんに会わせて!」
『先輩…、分かりました!ちょっと待ってて下さい!』

沢田くん、あの時は心配してくれてありがとう。連れて行かれたときはとても怖かったよ。


ーー心配してくれたのは嬉しかった、助けてもらえなかったけどねーー

本当はすごく感謝しているのに、私の醜く黒い感情が湧き出てくる。

本当は助けてほしかった。

人って最終的に自分を優先するんだよね。心配はしてくれるのに、面倒だと分かったら動かない、口だけの社会。

だから、簡単に人を信用したらーーー


そんなことをボーーと考えてたら、先輩!と沢田くんに呼ばれた。

「え、、沢田くんなの?、、」

振り向くと、額から鮮やかなオレンジの炎を灯した沢田くんがいた。

唖然として言葉がでない。
なんか雰囲気変わったよね?


『俺に掴まれ』

あれ?こんな落ち着いた口調だったっけ?てか掴まれって…

「掴まれって沢田くんなんか、雰囲気がいつもと違う…ってわ!わ!」

いきなり沢田くんの両手から炎がでた。

し、しかも身体が宙に浮いてるじゃん!

びっくりしてその光景を見てたら
いつの間にか沢田君が私の側にいて、急にに抱っこされた、片腕で。

『しっかりと掴まっとけよ』

きゅんー…

あれ?何か今胸がキュンとした

と思ったら沢田くんの手から再び炎が出てゆっくり飛び?始めた。

走ってる時のような衝撃はなく、心地よい風を感じる。

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