FAIRY TAIL(中編、短編)

□ほのぼの日和
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今日も妖精の尻尾は賑やかです




「アサコさーん!遊びに来ましたー!」

「邪魔をする」

「皆さんお久しぶりですね!」

「フローもそーもう」


『スティング!ローグ!レクター!フロッシュ!』


私は四人に駆け寄って、フロッシュを抱き上げた


『フロッシュ久しぶりー!会いたかったよー!!』

「アサコー。フローも会いたかったー」

『フロッシュかわいい〜!』

「アサコもかわいいー」



「なんだ?あれ」

「ふふっ。仲がいいのね」

「俺のフロッシュ……!(でも、アサコもかわいい……)」

「あ?何やってんだ?」


ふと二階から声が掛かった


『あ、ラクサス!』

「なんだ?その猫」

「猫じゃないもん。フローはカエルだもん」

『そうだよラクサス!フロッシュは立派なカエルだよ!』


アサコのその言葉に、目を潤ませていたフロッシュが笑顔になる


「フローもそーもう」

『ふふっ』




「だああぁぁ!!あの花畑はなんだ!?」

「ずりーぞフロッシュ!アサコ!俺もギュってしてくれー!!」


ナツが猛烈な勢いで走ってきた


『フロッシュ。ちょっとごめんね?』

「うん。ローグー」


アサコが抱っこしていたフロッシュを降ろすと、フロッシュはローグの元へと歩いていった


「お前は相変わらずアサコに懐いてるんだな」

「フローもそーもう」


そんなフロッシュを、ローグは抱き上げた


「フロッシュ……(アサコの石鹸の匂いがついている……)」

「んふふー。いい匂いー」



一方ナツは


『もう、仕方が無いなぁ。おいで?ナツ』

アサコは両手を広げて小首を傾げた


「アサコっ!」

ボスッ

『どうしたの?今日は一段と甘えん坊さんだね』

「なんでもねぇ!じゃな!!」


ナツはみんなの所に帰って行った



「おいコラクソ炎!何どさくさに紛れてアサコに抱きついてやがる!」

「んだよ!ならお前もやってもらえばいいだろ?」

「んなこと出来るか!!////」

グレイはたちまち顔を真っ赤にする


「ヘタレだなぁ。な、ハッピー」

「あい!」

「ヘタレですね」

「へー。グレイさんってヘタレだったんだ」


スティングとレクターも話に入る



その頃アサコは




「おい」

『! ラクサス!』

「お前は俺のもんだろ」

『え?私は私のものだけど……』


アサコがとまどっていると



「ラクサス!俺と(アサコをかけて)勝負しろぉ!」

「ハッ、望むところだ」

「俺も負けねぇ!」

「俺だって負けませんよ!」

「……俺だって負けない………」


一気に戦闘モードになる五人

しかも、本気中の本気だ



「滅竜奥義・改!」

「滅竜奥義…」

「限界突破(アンリミテッド)…」

「「ドラゴンフォース……」」


いよいよ大技を出すという時



「みなさん、ちょっと待ってください!」

「なんだレクター」

「もう決着はついているみたいですよ」



レクターの指差す先には



「アサコー」

『おいで、フロッシュ!』

「フロー、アサコ好きー」

『私は大好きだよ!』

「フローも!」



ほのぼのとした雰囲気があった





「「「「「……(フロッシュ…!)」」」」」


だが、フロッシュを攻撃すればアサコに確実に嫌われる



そこでフロッシュの相棒であるローグを攻撃することにした



「あ!ローグー!
ローグをいじめちゃダメー!!」


フロッシュがテコテコと走ってローグを庇った


『みんな、何してるの!?
ギルドの中で暴れないで!』


「「「「「すみません……」」」」」





だが、後々ローグが何かと言われたのは言うまでもない














ほのぼの日和








「ねぇ、これって題名間違ってないわよね!?」

「まあまあルーちゃん」

『細かいところ気にしすぎるとおばあちゃんになっちゃうよ?』

「フローもそーもう」


「ならんわ!!てかフロッシュあんたまだいたの!?」









End


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