FAIRY TAIL

□*006*
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「どこだあブレッドおぉぉ!!」

「ナツぅ。ブレッドじゃなくてブレインだよ」


そんな話をしてるナツとハッピーを見つけた

ルーシィはエンジェルに勝って、グレイとリオンもレーサーに勝っていた



『ナツー!』

「おお!アサコじゃねえか!」

『誰か見つかった?』

「いや、誰もいねぇ。そういや、ほかの奴らはどうなったんだ?
えーっと、エリジェールとシーサーと……きっと愛?」

「ナツ。絶対にエリジェールってエリゴールと被ってるよね」

「おう、それそれ!そよ風野郎だ!」


ナツ……;


『エンジェルはルーシィが倒して、レーサーはグレイとリオンが、ホットアイはいい人になったよ』

「へー。そうなのか」


自分が言った名前と違うことに気付いてないの?;;



ゴゴゴゴゴゴ……


「うわっ!なんだぁ?」

『地面が……動く?』


メキメキメキ……


「これって乗り物か!?………ウェップ」

「酔うの早いよナツ」

『取り敢えず酔い止めはしておくね』

パアァ


「おお、気持ち悪くねぇ!ありがとな、アサコ!」

『いえいえ…………誰か来る』

「この匂い……滅竜魔導士か!?」


「俺は毒竜のコブラ。毒の滅竜魔導士だ。お前が火竜(サラマンダー)か?」

「火竜?お前、イグニールのこと知ってんのか!?」

『……この人が火竜で合ってます』


「お前、X777年7月7日に竜(ドラゴン)が消えなかったか!?」

「はっ、お前は第一世代の滅竜魔導士か。俺は第二世代の滅竜魔導士だから竜なんていねぇよ」

『ラクサスと一緒……ってことは、魔水晶(ラクリマ)を埋め込まれてるのね』


「なんでもいい!俺はお前を倒す!
ブレッドのところに行くためになぁ!

………ところでコイツ、誰だっけ?
ゴリラ?」

「ナツ……オイラもう つっこまないよ」

『あはは……』


ハッピーに掴まれて空に浮いたナツは、コブラに殴りかかった


「聴こえるぞ。お前の動きが」

聴こえるって……心の声を聴いている!?


「そこの女、カンがいいじゃねぇか」


じゃあ、あの手しかないかな

『東の魔法(イースト・マジック)、天野羽槌雄神(アマノハヅチオノカミ)!』

私は魔法の衣をつくった

『ナツ!こっち来て!』

「おう」

『これ着てて。で、これが作戦』

私はさっき書いた紙を渡した


「っしゃあぁ!燃えてきたアァァ!!」

『東の魔法、火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)!』

ボッ

『はいナツ』


私は燃やした作戦用紙をナツに渡した


「いっただっきまーす!
うはぁ。やっぱアサコの炎はうめぇ!

食ったら力が湧いてきたぁ!!」


ナツは、コブラの相棒であるヘビに向かって攻撃をはじめた


「声が…聴こえない!?
っ、よけろキュベリオス!」


そう。私がつくり出した衣は考えていることが知られないようにするもの


漸くの戦いの後、キュベリオスがバランスを崩した


『東の魔法、氷室の神!』

私は氷のジェットコースターを作ってコブラを乗せ、振り回した


「なっ…………ウプ」

『今よナツ!』

「滅竜奥義、[不知火型]紅蓮鳳凰剣!」

「ぐあぁぁ!」


私たちは、なんとかコブラに勝利した


「ねぇねぇアサコ。なんでコブラが乗り物苦手ってわかったの?」

『ん?だってガジルも苦手って言ってたから、メチャクチャに動く乗り物なら酔うかなって』

まさかラクサスも苦手だったからなんて言えないよね………;;


ん?


『これ、乗り物になってる!?』

「俺、乗り物乗れたあぁ!!」

「よかったね、ナツ」


下を見ると、砂煙をあげて誰かがニルヴァーナの足伝いに登ってくる


「お、ルーシィたちじゃねぇか!」

『ほんとだ。ルーシィぃぃ!』

「あ、アサコー!」

私たちはブンブンと手を振った


「ナツも居たの……って、なんであんたたちペアルックなの?」

『まあ、それにはいろいろありまして』

「ハッピー!まだ飛べるか?」

「オイラは全然大丈夫だよナツ」

「おっしゃぁ!行くぞハッピー!
待ってろよブルーベリー!」

『あはは……さっきより酷くなってる』


「さっきって?」

ルーシィが聞いてきた


『さっきはブレインのことブレッドっていってたの』

「………あいつもバカよね」

「アサコ。そこにいるのはコブラって奴か?」

『ああ、さっき倒したの。
って、グレイ居たの!?』

「さっきルーシィと登ってきたんだよ;」

『ねぇ。グレイとルーシィはブレインのところに行ってくれない?』

「わかった。アサコは?」

『さっきエルザがミッドナイトと戦ってたから見てくる』


そう言うと、グレイは心配そうな顔つきになった


「お前一人で大丈夫か?」

『うん。なるべく手出しはしないようにするから』

「わかった!ほら、行くわよグレイ」

「お、おう」


私がエルザのところに行くと、ミッドナイトとの決着がついていた


『あなたはジェラール?』

「ああ」

「アサコっ!ジェラールは……」

『わかってるよ。私、ジェラールのこと敵視してないから』

そう言うと、ホッとするエルザ


「ジェラールは記憶が無いようなんだ」

『そっか。東の魔法、月読(ツクヨミ)。取り敢えずエルザの治療するね』

「ああ。すまない」

『エルザは先に行っててくれないかな?私は少しジェラールと話したいから』

「……わかった」


エルザはニルヴァーナの中心部へと歩きだした


「あっ、エルザさーん!アサコさーん!」

向こうからウェンディがシャルルを抱いて走ってきた

「あっ、ジェラール……」

『ウェンディもエルザと行っててくれない?』

「あ、はい」


2人は去って行った


『さてと』

「俺のことをやっつけるか?」

『いや。さっき敵視してないって言ったばっかだし;』

「なら俺をどうしようと……」

『あのね。エルザを助けて欲しいの』

「なら俺も行ったほうがよかったんじゃ……」


戦いで助けるんじゃないの


『エルザを支えることができるのは、ジェラールだから。記憶は私とおばあちゃんとでどうにかする。
取り敢えず、私の言う通りにして欲しいの』

「………わかった。それが、エルザのためなら」

『東の魔法、白虎、玄武、召喚』


私は秘密裏にことを進めた





私も中心部へ向かっていると、どうやらニルヴァーナから魔法を発射する準備が始まったみたい


標的は……化猫の宿!?


魔力の消費なんて気にしてる場合じゃない!



『東の魔法、執金剛神(シュコンゴウシン)!』

私は執金剛神の盾を創り出した

『東の魔法、天手力男(アメノタヂカラオ)!』

強力な力がでる天手力男に換装した


『はあああぁぁぁぁ!!』


そして、撃たれた大砲を受け止めた


『っ……はぁっ、はぁ、はぁ』


なんとか……出来た



──化猫の宿を救うことは出来たものの、再びあれを防ぐ自身はない


ここからが、本当の戦いの始まりだ


ニルヴァーナをとめ、世界を救うために



To be continue……

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