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□謎の独立魔導士 〜再会と戦い〜
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「警報音!」
「森のディスカッションが来たんだな!燃えてきた!!」
……こんな時にまでボケかまさないで欲しいわ
「行くぞ!」
「おう!」
あたしは真っ先に依頼主の部屋の扉をあけた
依頼主の部屋へ行くと、見知った顔があった
「………獅子宮のレオ…!」
怯えた依頼主の前に立ち、トドメを刺そうとしているロキ
その後ろには、紫がかった長い黒髪を持つ女魔導士がいた
「なんだと!?」
「ロキ!?」
「あら、見つかっちゃった♪」
「お前……森のディスカッションか!」
ガクッ
張り詰めていた空気が一気に緩んだ
「モルディアーナよ!獅子宮のレオ。まずはコイツらをやってしまいなさい」
「っ……了解しました。オーナー」
「ロキ!俺が倒してやる。かかってこい!」
「っナツ!……あたしがやる」
「あら、お嬢ちゃんがやるの?一番弱そうじゃない
知ってる?あなたの前にいるのは星霊の中でも一番強いのよ?」
「知ってる……本当は、誰よりも弱いことも知ってる。だからこそ、あたしが闘う!」
そう。あたしがロキを守るんだ
今のロキはとても苦しそうで、悲しそうで
そんなロキを救いたい
「開け、白羊宮の扉。アリエス!」
「すみませぇ〜ん。呼びましたか?ルーシィさん。………レオ!?」
「アリエス、みんなをフォローして」
「ルーシィさんはどうするんですか?」
「あたしはいいから」
「ですが……」
「アリエス!………お願い」
「わかりました。気をつけてください」
「アリエスこそ気をつけてね」
アリエスはグレイたちの元へと向かった
「あらぁ。あなたも星霊魔導士だったのね。でも、どうするの?自分のところに星霊を置いておかなくていいの?」
「あたしは、ロキと…獅子宮のレオと1対1で向き合う!」
「……ルーシィ」
「グレイ!ナツ!エルザ!
ソイツはビックスローと同じで、自分から戦わないのは本体が弱い。
だから直接戦えば勝機はある!」
「わかった。気をつけろよ、ルーシィ!」
「そっちは頼んだぞ」
「行くぜハッピー!」
「アイサー!」
すると、モルディアーナは笑った