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□S級魔導士 〜いざ、天狼島へ!〜
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「あ"〜づ〜い"〜」
ここは、試験会場でもあり妖精の尻尾初代マスター、メイビス・ヴァーミリオンの眠る地。そして、妖精の尻尾の聖地である天狼島
「相変わらずここは暑いねぇ」
なんて呟いたのはカナ
エルフマンのパートナーとしてやってきた
「ほんとう、女の嫉妬ほどの暑さね」
そう言ったのは、エバーグリーンのパートナーになった、ラキ・オリエッタ
「ふぅ。暑いねぇ、シャルル」
「ここはいつでも暑いのね」
うん。本当にここは年中暑いんじゃないかと思うほど暑い
「あ"〜。もう耐えらんねぇ」
「ちょっとは我慢しろ!漢だぁ!!」
「俺が一番あちいんじゃねぇかぁ?」
愚痴るグレイに喝を入れるエルフマン。いや、あんたが一番涼しいでしょうが!
「グレイ!服!!」
「うお。あぁー、いつのまに」
駄目だ……暑さにやられてる……
「きゃああ!グレイ様ったら大胆♪ジュビアのも脱がせてくださぁい♡」
「はっ?って、こっちくんじゃねぇ!」
「あぁーん。待ってください!グレイ様ー!」
……どーでもいいから船内を走り回るのやめてくれないかしら
「おい、ガキどもぉ。ついたぞぉ」
「「「やっとついたぁ〜」」」
暑さに加え、船の揺れにもやられかけていたみんなは安堵のため息をついた
今回は抜けがけ禁止のため、前より長い旅路だった
「よぉし。では、十分ほど休憩したら指示しておいたテントに集合じゃ!解散!!」