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□もし
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きかいおん?
その時、私は全てを理解した。
カシャ
恐らくカメラの音だ。
「イェーイ!ドッキリだーいせーこぉー!」
クラスメイトの小っちゃいお子ちゃま翔だ。
「おい、俺の紹介おかしくね。」
「イッチー超良かったよ。ククッ。ププ。」
ちょっとすかした恥にまみれたノッカーウ☆ロン毛男レン、この男もクラスメイト。
「イッチー、そんな風に思ってたんだね。」
「まー、レンそんなことどうでもいいだろ。」
ニヤニヤとレンの肩をぽんぽんする翔。
「そうだね。おチビちゃん。」
「おチb「何なんですか。」おい。」
翔の返しを遮り、二人に言う
恐らく先ほどの機械音、まさかとは思うが
「いいのかなー、イッチー。」
「俺ら、こんなの。持ってんだぜ。」
と、二人はスマホを取り出した。
顔が引きつる。