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□学園での日常生活 Sクラスの場合
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ある日の昼休み、Sクラスの教室。
「暇だなー。」
俺がトキヤのペンケースをいじりながら呟く。
「翔、あなたは暇にしているようですが私は暇ではないので自分の机に戻ってください。」
読んでいる本から目を離し俺に冷たい眼差しを送ってきた。
「イッチーにオチビちゃん。何してんの?」
そこにレンが来た。
「おチビいうな。どっか行け。」
「ほら、翔。あなたのせいでレンまで来てしまいました。はぁ。」
「ひどくない?オレ今泣きそう」
レンがなんか言っているけど流しておく。
「あ、これいいなー。トキヤこれ貸して。」
俺は、トキヤのペンケースから一本取った。
「やですよ。だって、それ買ったばかりですし。」
じゃあ代わりに俺のクル○ガ貸してやると言うと
「クル○ガって何?」
レンが学生とは思えない発言をしてきた。
「まさかレン、あなたクル○ガ知らないんですか・・・?」
「マジかよレン。お前・・・、マジか・・・」
「え、ちょ。何、知ってて当然的な物なの?え」
腕組みして考え始めるレンとそれを見てトキヤが思い付いたように言った。
「レン、あなたクル○ガ持ってましたよね?」
「え、ホントに!ちょ、どれ?」
「何だよ。じゃー自分のペンケース持って来いよ。」
俺がそう言うとレンはいそいそと自分のペンケースを取りに行った。
「さぁ!どれがクル○ガかな!?」
「これですよ。」
トキヤが中からオレンジのクル○ガを出した。
「これがクル○ガかぁ〜。」
「なー、話し戻すけどさー。トキヤー、デルガ○ド貸してくれよー。」
「え、やですって。」
「え、デルガ○ドって何!?」
「マジかよ、レン。」
「まさかデルガ○ドも知らないのですか!」
あー、なんかトキヤもう貸してくれなさそうだなー、次でいっか。
あー、今日も
「平和だなー。」
Sクラスは今日も平和です。