銀魂 ◆ 蟻地獄

□10 蟻地獄
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「それじゃ仕方ありませんねぇ。

この依頼は無かったと言うことで。

あっ、旦那。

うちの近藤がその嫁に振られ、寂しくて、挙句の果てにストーカーに戻ったとしても、真選組の預かり知らないので、メガネに言っといでくだせぇ。


あと、ここに来る前に一階に住む妖怪どもに、近々に万事屋が大きな仕事口で大金入るみたいでさぁと噂をぶっこんでおいたので。

噂は噂だったと訂正しといて下さい。

では旦那、達者で。」




は?



ストーカーに戻る?



あのババァに金の話だぁ?



ふざけるなよ、沖田くん。





ドンドンドン

ドアが激しく叩かれ


「さかたさーん、家賃滞納分、貰いに来ました。

さかたさーん、いるのわかってますよ。

居留守してもわかってますよ。」



キャ、キャサリンだ!


コノヤロー、俺の退路を奪ってからココに依頼しに来たのか。


とうの沖田は……。

こっちを見てやがる!

俺の反応見ている。


くぅ、なんてこったい。



「わーたよ、依頼受ければいいんだよな!」



「旦那なら僕の依頼受けてくてると信じてました。ぐすん」



ぐすんだと?


ウソ泣きがー!


このドSの策士がー!
 
 
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