銀魂 ◆ 蟻地獄

□01 蟻地獄
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この時代も慣れ、近所の人たちとも仲良くなれた頃、住職さんが体調悪くなり息子のところに行くので寺を閉鎖することが決まった。

息子のところには一緒に連れていけなくてごめんねと、と涙ぐんでくれる。

私は一人で大丈夫と言ったんだけど、住職の昔の知人で最も信頼をおける人を紹介するから、そこで達者で暮らしておくれと。

そしてその知人の方が快諾してくれた。今後の保証人になってくれる、西郷さんという元お侍さん。



上京して違和感を覚えた。


宇宙人が暮らしているのは知っている。

でも江戸時代に歌舞伎町なんてあったのか?



西郷さんの店の名前が “かまっ娘俱楽部”。




ん?




どこかで聞いたような…。





店におそるおそる入り西郷さんを呼んでもらった。


知っている、この人!



その人は西郷特盛、もといマドマーゼル西郷だった。


つまり私は銀魂の世界にタイムスリップしたのだと、ようやく…いや、やっと理解した。


宇宙人ではなく、天人と言うんだよ住職さん。





西郷さんはバリバリ怪しい私の経歴も、天人との戦争で記憶が曖昧で結構!
ててなしご、ははなしごは珍しくない。
私が身元保証人になるからずっとココにいてもいいわよ。

と言ってくれたのだ。

さすが歌舞伎町四天王、元伝説の攘夷志士でかまっ娘のママ。


本当に感謝です、住職さん。


このような経緯で、このかまっ娘倶楽部の事務で働きながら、ママの子供、てる彦くんのお世話をしている。
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