銀魂 ◆ 蟻地獄

□10 蟻地獄
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<銀さん視点>

「ちょっとちょっと、うちは万事屋だけどもさ、金さえだせばなんでもやると思ってもらっちゃ困るわけよ。

この女を探して〜、保護して〜、しかも指定場所にまで連れて来いって。

そもそもこの女、あんたらの身内じゃん、真選組の暇そうなヤロー何人か見繕ってやらせればいいじゃん。

俺はジャンプ読むのに忙しいの、じゃあね、沖田くん」


くっそぅ、神楽も新八も今夜はいないからゆっくりジャンプを読んで、夕方のニュースに結野アナが代理で登場だからワクワクしてたのに、急な来客。


来客つっても真選組の沖田くんだよ。

コイツに関わるとろくなことがねぇ。

依頼内容が、人探しだ、保護だの、そんなの警察、あんたらの真選組のお仕事でしょ?

しかもその探す人があのゴリラの嫁だと。

笑えねぇ。

そんなことで俺の今日の予定狂わされるの、たまったもんじゃねぇ。


しかもその依頼引き受けたら結野アナの出るニュース見れないつーの。

俺はあたかも無かったかのようにソファーに寝転んでジャンプの続きを読み始めた。

って、もうどこまで読んだか忘れちゃったじゃないか。




バサッ



ん?


片目でテーブルも見ると札が!


束で!


100万円の束?
 
 
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