銀魂 ◆ 蟻地獄

□04 蟻地獄
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翌朝美緒が目覚めたら近藤はいなかった。

上半身だけ起こし部屋を見回した。

隊服もない。

早朝から仕事だから既に出立したんだろうな。


もう一度布団の中に入って昨日のこと、こっちの世界に来た頃を思い出した。

普通トリップしたら逆ハーとか好きなキャラと恋人になるものだと思っていた。

それが、好きでも嫌いでもないキャラと
結婚して、エッチしちゃたんだよな。

しかも、あーまだ中に近藤さんのが残っている感じ。

と布団の中でもぞもぞしていたら、襖のほうから声がした。



「姉さん、山崎です。起きましたか?朝餉の準備ができたので、支度が整ったら食堂に来て下さい。」



山崎さんだ。監察だし、あまり人前に姿を現さない。

結婚式に参列してなかったから会ってないし、昨日の夜も姿がちらりと見えただけ。

後で会えるのかな?



「山崎さん、ありがとうございます。後でちゃんと挨拶させて下さい。食堂にはあと15分ぐらいでいけると思います。」



「了解です。でも俺監察だからまだ会えないかも。でもそのうち会えますよ。その時はミントンでもしましょう。あはは」



と言いながら駆けていった。


え?庭で堂々と毎日ミントンをやってるのは虚像だったとか?


本当にアニメと現実は微妙に違うんだな。
 
 
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