銀魂 ◆ 蟻地獄
□11 蟻地獄
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途中から涙声になっていたけど、勲さんが抱きしめてくれて、ぎゅうと抱きしめてくれて
ただ一言。「ありがとう。」と
私も力一杯勲さんを抱きしめることで返事をした。
しばらく抱きしめ合った後、勲さんが
「俺、今プロポーズしたのわかってくれてる?返事聞かせてもらっていいか。」
「え?だって途中で勲さん抱きしめるから」
2人顔を見合わせて吹き出して笑いあった。
「はい、喜んで。」
「ずっと、お互い笑いあっていたいな。美緒。」
美緒。
やっと勲さんの奥さんになれた、そんな気がした。
私たちは窓から見える歌舞伎町のネオンをバックに、お互いの指輪の交換をした。
そして見つめ合い、で誓いの口づけをした。
この愛が永遠に続きますように。