禁断の果実ができるまで


□第20話 心臓
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「愛しのコーデリア…

貴女の悲願は必ず私が…」

ねえ叔父様?

「誰だ!」

んふ、忘れちゃったの?

「その声…」

そうだよ、リヒター叔父様。

「何のつもりだ、シュリー」

心臓、よろしくね?

「ハハッ、貴様の仕業か…」

ステキでしょ、母様の最期を兄弟で看取るなんて。

血塗れて最高に美しいよねぇ。

「…私が殺すはずだったのだがな」

いいじゃん、目的は一致してるんだから。

「貴様まさか…!」



 

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