Bloody Eclipse


□第14話 どうしても許せないこと
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「ふざけんなよ!!」




空き教室に入った刹那、

「っ…!ぐっ…」

シンに鳩尾を蹴られた。

「なにが…っふざけてないし」

くっそ…案外痛いなぁ…。

なるべく平然を装うけど、避けずにわざわざ蹴られてあげるのはダメージが大きい。

そりゃ避けようと思えばいくらだって避けられるけど。

何故避けないかなんて、決まってる。

「アタシは既に罪を背負ってんの。なのになんでふざけなきゃならないのさ…」

これが、罰だからだ。

「ふざけてないってどこがだよっ…!」

「んぐっ…っ…!!」

くそ、頭殴るとか反則だよって思いながらもその苛々を受け止める。




「半端者のくせにオレたちを騙しやがって!!」




だけどね、























どうしてもそれだけは許せないんだよ




 

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