Novel

□『 11月22日 』☆
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「信じられないっ!」

「まぁまぁ」

「まぁまぁじゃないっ!」

「よしよし?」

「ざけんなっ!」

俺はリビングのソファで盛った親父を怒り、寝室からシーツや洗濯物を洗濯機にぶち込み
朝食の片付けをし、リビングにアレが散っているものも拭いて片付けた。


洗濯機の終了ブザーが鳴ったので洗濯物を取り出して庭に干しに行った。

「乾燥機があるだろ?」

部屋に戻ったら親父が徐に言った。

「天気がいいからさ。やっぱ乾燥機で乾かすより気持ちいいし」

「ふ〜ん。気持ちいいねぇ」

「親父も部屋にばっかりいないで庭にでも出て太陽の光でも浴びれば?」

「何だよ。青姦のお誘いか?」

「ばっ!何言ってるんだよっ!変態親父っ!」

「変態はてめぇだろーが。そんな恰好で庭に出て」

「えっ?エプロンって変?・・・・いやぁぁぁ〜!!」

「うるせぇな」

「しくしくしくしくしくしくしくしく」

「いい加減泣き止め。うぜぇ」

「もうヤダッ!もうヤダッ!うっうっうっ」

「減るもんじゃあるまいし。大げさだっつーの」

「親父がっ・・ひっく・・親父のせいだぁ〜〜」

「ふぅ〜パンツ履いてなかった位で泣くなよ」

「だからさっきのおじさんに変な目でジロジロ見られてたんだぁ」

「は?誰に見られてたって?てめぇ尻振ってたのか?」

「んなわけねぇだろっ!パンツ履いて無かったのも気が付かなかったし」

「てめぇ俺がいるのに他の男誘うとはいい度胸してるじゃねぇか」

「親父が脱がしたんだろーが!親父のせいで・・」

「るせーっ!まだ自分が誰のものか解ってねぇみてーだなっ!」

「痛っ!やだっ!・・・やめっ!・・しっぽ・・いやぁぁ!」




×××××(またもやカット・・・です)





「ラディ・・・生きてるか?」

「・・・・・」

「おいって」

「もう、知らないっ」

「しょうがねぇだろ〜お前が可愛いんだよ」

「もうっ!触らないでったらっ!」


またもや無理矢理されてしまって、もう何もする気が無い。

自分もすぐに流されてしまうから悪いとは思うけど、問題は親父だ。

何なんだよ。この底なしの性欲は!


「休みなんだぜ。二人でゆっくりまったりしたっていいだろうが」

「ゆっくり?これがまったり?はぁ?意味解んない。もう身体動かないっ」

「ふっ、相変わらず弱っちー奴だな」

「親父みたいなモンスターとは違うんだよっ」

「モンモンのスター?」

「・・・(そこ振り回すなっ!パクパクさせるなっ!)」

「何だ何だ。その眼は?白い目で見るな」

「オヤジギャグなんて寒いんだよっ」

「ふん。そんな俺が大好きなくせに」

「止めろ!何握らせてんだよっ」

「そんな事言うと、モンスターがまた復活するぞ」

「・・・マジ止めて」

「はぁ〜。つまんねぇヤツだな。少し寝たら夜はメシでも食いに行くか?」

「え?本当?」

「たまにはいいだろ」
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