Novel

□『 11月22日 』☆
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今日は俺も親父も仕事は休みだ。


昨夜は休み前で二人で盛り上がって起きるのが遅くなってしまった。

また明日から仕事だから休みの時に普段出来ない家事をこなさなければならない。

俺は隣でまだいびきを掻いている親父を起こさない様にベッドから抜け出した。


多分親父のあの様子だともう少し寝ているだろうから起きだしてくる前に掃除に洗濯、庭の手入れをしてしまおう。

そして親父に朝食兼昼食を食べさせたら、商店街に夕飯の買い物に行こう。

ついでに親父の伸びきった肌着を処分して新しいシャツも買いに行ってと、顔を洗いながら思い巡らせ、タオルで顔を拭いていると、


「ひゃぁあっ!」

「なんつー声出してるんだよ」

「な、お、親父!おはよってどこ触ってるんだよ!」

「挨拶代わりだろぉが。っつーか、一応心配だったからな」

「え?」

「昨夜のあれで使い物にならなくなったらってな。それの確認」

「ちょっ!いい加減にケツ・・揉むなっ!」

「俺にそんな口の利き方していいと思ってるのか?」

「あん・・・やめっ」

「お仕置きだ」

「やぁぁん・・・んはっ」



×××××(お仕置きシーンカットします)




「ラディ〜〜〜おーいっ。いい加減機嫌直せよ」

「もう!今日は色々やらないといけない事がいっぱいあるのにっ!」


親父ったら昨夜のじゃ足らなかったのか?ったくどんだけ絶倫なんだよっ!変態親父が!

なんて悪態ついている割には満更でも無い自分もいたりして、自分の気持ちもややこしい。


「早く食べてくれよ。片付かないだろ」


エプロンを付けながら親父にキツイ口調で言ってしまった。

「ハイハイ」

親父も親父で何処吹く風。適当に俺の言葉を受け流す。


玉ねぎとジャガイモとハムを入れて特大のスパニッシュオムレツを作ってもペロリと食べられる。

親父のパンにサラダを挟んだり、ジャムやバターを塗るけど作ったそばから食べられてしまうので忙しい。

その間にフルーツを切ったり、コーヒーのお代わりを注いだりした。

「ラディ」

サンドイッチにかぶりついている親父が俺の名前を呼んだ。

「ん?」

リンゴを剥いている手は止めずに親父をチラリと見る。

「愛してる」

ゴトッ

リンゴが落ちた。

嬉しいっていうより恥ずかしい。

情事中に言われるならまだしも、こんな食事中に言うなんて頭大丈夫なんだろうか?

「くくくっ。お前リンゴより顔が赤いぞ」

「こんな・・朝から・・・やめろって」

「何だよ、いつ言ったっていいだろーが」

「ったく!」


耐えられなくなった俺はキッチンに避難した。

臆面もなく言われるのは未だに慣れないっていうか恥ずかしい。心の中で思ってくれていればいい。

気を取り直してテーブルを見ると親父はリビングに移っていて、煙草を燻らせながら新聞を広げていた。


「はい」

「ん」

俺はさっき剥いたリンゴと新しい入れ替えたコーヒーを親父に持って行った。


今日やろうとしている事が一つも出来て無いのですぐ立ち去ろうとした。のだが・・・。


「ラディ、今から何するんだ?」

「今からは・・・洗濯して、それから換気扇の掃除して、あとは買い物も・・」

「今日はいい」

「は?いいって・・・やらなきゃ他に誰がやるんだよ?」

「お前だろ」

「だから、今から・・」

「今はいい」

「ちょっ!何言ってんだよ」

「俺の相手をしろ」

「さっきもシたじゃん」

「気にするな」

「するって!・・あっ、ダメッ・・・洗濯しなきゃなんだって!・・・シーツ・・あん・・あぁぁ」




×××××(またもやカットします)
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