ショートストーリー

□クラスメイト
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うちのクラスの委員長は、自転車競技部の部長だ。勉強もできるし、スポーツも優秀。先生の信頼も厚いし、クラスメイトや、部員もそうだ。
私は副委員長で、サポートをする役目だけれど、忠犬がいるようで、部活でもクラスでも、離れない。

「露木」

「どうしたの、福富くん」

「いままで、仕事を任せきりにしてきてすまない。


「いいんだよ。福富くんはインターハイで忙しかったでしょう?それに終わったらすぐ学祭とかありえないよね。部活のほうでも、出し物あるんだよね」

「部活はもう後輩が考えているから問題ない。」

「そうなの!じゃあ楽しみだね」

露木は微笑むと、また日誌を書くために、ペンを進めた。

「露木、俺はお前が好きだ」

「え?」

顔をあげると、福富が顔を赤くして立っている。

「いつも、レースを観に来ていて写真を撮っているのは知っている。他に好きな奴でもいるのか?」

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