マネージャーは、福富さん。

□福富さんの趣味
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「じゃ、俺も休んでいいですかー?」
「真波は、だーめ。寿一の言い付けでしょ?」
「えー」
3人でボトル洗いをしているのを荒北が眺めていると、着替えにいくぞと福富が更衣室に誘った。
更衣室に入っても荒北は無言のまま着替えている。
「荒北さん、どこか具合が悪いんですか?」
泉田が心配して聞くが、
「別にィー」
と、そっけない返事がかえってくるだけだった。
「おめさん、ひょっとして、、」
新開がいいかけたが
「ならんよ、新開」
東堂が、新開をとめた。
「お疲れさまでーす。」
真波が更衣室の扉を勢いよく開けた。
「うむ、お疲れ真波。」
「皆さんのジャージ洗うんで回収してきてって、椿さんが。あ、ついでに俺も着てるから脱いでって言われたんで着替えにきました。」
オラヨッといってジャージを、真波に向かって荒北は、投げた。
「ついでにィ、出かけるんだから早く準備しろって椿チャンにいえヨー」
「はーい。」
新開や、福富、東堂や、泉田の、ジャージを回収して真波はあわてて着替えて更衣室をでる。
フンッといって、荒北は、椅子に座った。
「荒北さん、今日は機嫌が悪いですねね」
泉田が、新開にいう。
「そうだな。」
パワーバーを咥えたまま、頷く。
「寿一、俺たちも一度寮に戻って叙準備しないか」
「おお!そうだな!千葉までいくのに巻ちゃんにも電話をせねばな!」
「ッか、もう電話してンじゃねーかョ!」
東堂は、携帯を取り出して電話をかけていた。
部室をでると椿が洗濯機とにらめっこをしているのを、福富が近くの部員に伝えて、交代するよう伝えていた。
部員から話をきいた椿は、寿一のもとに走ってきて飛び付いた。
「いいの!?」
目をキラキラさせている。
「今日だけだ。」
福富に頭をわしわしされて満足げにしていると、横でチッと荒北が舌打ちしてる。
「フクチャン、ラブなんだから♥️」
椿が笑うと、ッセ!ちげーンだョ!と荒北が噛みついてきた。
「椿、寮に戻って着替えてこい」
「はーい」
じゃあ、連絡するねといって女子寮に走っていった。
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