白黒と彼岸の混沌曲

□会議室にて
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〜会議室にて(根津)〜

 ホームルームも終わった頃に先生方が揃ったので相澤先生に黒白達を呼んで来てもらう事にした。連れてくるまでの間にUSJの時に居なかった先生方に詳細を一通り話し各自意見を聞く為である。

 根津「今までの話しを聞いて
     先生達の意見が聞きたい」
   「黒白達を雄英に居て貰うか?
     去って貰うか?」
   「どちらにするのかを話そう…」

 スナ「私は居て貰う方が良いと思います」
   「黒白達が去った場合、我々と
     敵対する可能性があります」

 スナイプ先生の意見に戸惑う先生方が多いが私は賛成である。敵になる可能性がある芽は初めのうちに摘んでおかないといけない。

 根津「他の意見はあるかい?」

 オール「…本当に異世界の者なのかい?」

 ミッド「ヒーローとかヴィランの事を
      知らなかったわ」

 オール「装っている可能性は?」

 エク「ソレハナイダロウ…
     校長ト会ッタ時ニ
     驚イテイタ」

 オール「そうか…」

 セメ「しかし、居て貰うとなると
     協力関係と言う事ですか?」

 根津「あぁ…そのつもりだ」
   「しかし、相手が断ったら
     衣食住だけ提供して
     ヒーローや警察に監視して貰う」

 オール「賛成です」
    「私はチラッとしか視ていませんが
      あれは底が知れない…」
    「戦闘終了後、気配が
      一切感じられなかった」
    「戦闘になった場合…
      私でも勝てないだろう」

 オールマイトでも勝てないと聞き、皆息を飲んだ…すると、コンコンっとノック音が聴こえてきた。

 相澤(ガラ「連れてきました」

 根津「あぁ相澤先生有り難う」
   「待たせたね…黒白さん」


〜数分前の廊下にて(相澤)〜
 黒白達は案内中楽しそうに話していた。俺も入れて…

 白美「ヒーローの中で消ちゃんは
     どのくらい強いの?」

 相澤「中間位かと…」

 ヒガン「へ〜なら一番強いのは?」

 相澤「それは、オールマイトさんだな」
   「USJの時に脳無と闘っていた人だ」

 黒白「…」

 黒白が先程から黙って考え事をしていた為、顔を覗きこんだ…すると此方に気付いた。

 相澤「どうかしたか?」

 黒白「そのオールマイトと言う者
     もしかして怪我をしてないか?」

 相澤&リカ「っ!…(どうしてその事)」

 黒白「はぁ…反応からして当たりか」
   「驚く程ことではないよ」
   「攻撃時の踏み込みが甘い事、
     それと身体の軸が偏っている
     この二つを見れば分かるよ」

 ヒガン「黒白は厳しいからねぇ〜」
    「オジサンもう特訓はしないよ」
    「消ちゃんも気を付けなよ…」

 相澤「そんなにハードなのか!?」

 ヒガン「鬼…いや悪魔コーチだねぇ…」

 白美「でも、特訓以外は優しいよ!」

 ヒガン「だよねぇ〜」

 リカ「話はそこまでさね
     もう少しで着くよ」

 リカバリーガールの言葉で話が終わった。少し経ち目的の会議室に到着した為、ノックをして中に入った。

 相澤(ガラ「連れてきました」

 根津「あぁ相澤先生有り難う」
   「待たせたね…黒白さん」
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