白黒と彼岸の混沌曲

□学校到着!
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〜学校前にて〜

 学校にバスが着いた頃には皆元通りだった。もう一つのバスに乗っていた生徒と先生方も事情を聞いてビックリしていた。

 白美「近くで見るともっと大きいね」
   「黒白!ヒガン!中を見て回ろうよ」

 黒白「シロ…駄目ですよ」

 白美「え〜なんで〜」

 黒白「今から話があるからです」
   「それが終わってからにしましょ」

 白美「うん!分かった!」

 ヒガン「オジサンは一服してから…」

 黒白「ヒガン…仮にも学生が
     いる前では止めなさい」

 ヒガン「…え〜一本だけ〜」

 黒白「駄目です!
     一本吸ったら止まらないでしょ」

 ヒガン「…分かったよ」
    「学生の前では極力我慢するよ…」

 黒白「はぁ…そうして下さい」

 黒白達の話が終わった頃、校長が話しかけた。

 根津「其方の話は終わったかな?」

 黒白「あぁ終わったよ」
   「それで何処で話すのかな?」

 根津「会議室にて話そう
     ただし、此方の先生が
     全員揃ってからでいいかな?」

 黒白「それは構わないよ」
   「どれ位で集まります?」

 根津「学校だからねホームルームが
     終わってからになる」

 黒白「分かった
     それまで何処に居たら
      いいかな?」

 根津「そうだね…保健室に居て貰おうか」

 黒白「いいよ…
     ただ、場所が分からないから
     連れて行って貰えると助かるよ」

 根津「なら、僕が案内するよ」

 黒白「校長さん自ら…」

 根津「あぁそうさ!それと…
     まだ自己紹介していなかったね」
   「僕の名前は根津
     ネズミなのか犬なのか熊なのか
     その正体は校長さ!」

 白美「へー可愛い!」ギュッ

 と白美は校長を抱き上げた。

 白美「でも、不思議だね!
     人間以外と話せるって」

 根津「どういう事だい?」

 白美「今まで行った事がある世界は
     動物は喋らなかったから」

 根津「なら…君達はこの世界の人では
     無いという事だね…」

 白美「うん!そうだよ!」
   「さっきこの世界に来たばかり」
   「でも、楽しそうな処で良かったよ」

 根津「異世界人って事でいいかな…」

 黒白「あぁ合っている」
   「私達は他の世界から来た」

 先生も生徒も驚愕の事実を知り絶句した。

 黒白「ただ…此処の事を知らない為、
     教えて貰いたい」
   「いいかな?」

 根津「あぁ良いとも!
     此方も色々聞かせて貰うからね」

 ヒガン「話が終わったなら行こうよ」
    「オジサン早く煙草が吸いたい…」

 黒白「ヒガン…今から行く所は
     保健室ですよ」
   「吸ってはいけません」

 ヒガン「外で吸うから〜いいでしょ」

 黒白「…しょうがないですね」
   「根津さん良いかな…」

 根津「あぁ良いよ!」

 黒白「ありがとう」

 根津「では、解散しよう!」
   「教員はホームルームが終わり次第
     至急、会議室に集合!」

 話が一段落した所で各自教室に戻って行った。

 根津「さて!保健室に行こうか!」

 黒白達は根津の後に着いて行き保健室に行った。
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