白黒と彼岸の混沌曲

□学校到着!
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〜バス内にて(相澤)〜

 バスが出発し数分経過先生方は、緊張していた。

 白美「消ちゃん!消ちゃん!」
   「この学校の敷地内って
     広いね!」

 相澤「あぁ色々な施設があるからな」

 白美「へー黒白!ヒガン!
     後で見て回ろ!」

 黒白「良いよ」

 ヒガン「面白そうだねぇ〜」

 白美「消ちゃんも一緒にだよ」

 相澤「はぁー分かりました…」

 白美「敬語は無しって言ったのに!」

 相澤「っ!はぁー分かった分かった」

 ヒガン「消ちゃん大変だね〜」ポンッ

 相澤「だから頭を撫でるのは
     止めてくれ」パシッ

 ヒガン「いや〜撫でるのが癖でねぇ」

 と普通に話しているが俺だって緊張している。黒白達の相手をするのに校長が俺に託したからである。

 黒白「…すまないな」

 相澤「何がだ?」

 黒白「突然此処に現れて
     迷惑をかける」
   「困惑している者もいるだろう」

 相澤「…あぁそうだな」

 ヒガン「まぁ〜大丈夫だよ
      そっちが何もしないなら
      こっちも何もしないからさ」

 相澤「そうかよ…」

 白美「あ!何か見えて来た!」

 白美の声にて黒白とヒガンは窓の外を一緒に見た。すると大きな建物が見えた。

 相澤「あそこが学校だ」

 ヒガン「へー何て言う学校なんだい」

 相澤「雄英高校だ」
   「一般的にヒーローを養成する学校で
     ヒーロー科の他に
     普通科やサポート科、
     経営科がある」

 白美「色々あるんだね!」

 相澤「あぁ」

 白美「消ちゃんは先生なんだよね?」

 相澤「そうだが」

 白美「じゃあ!
     消ちゃんもヒーローなんだ!」
   「まだ若いしカッコいいね!」

 相澤「アンタよりは歳が上だと思うが?」

 白美「それはないよ!」
   「だって私1000歳以上だもん!」

 相澤「…は?」

 白美が言った言葉が一瞬、理解出来なかった。俺だけでなくバスに乗っていた先生方、校長、生徒数人が固まった。

 相澤「ちょっと待ってくれ!
     歳をもう一度聞いていいか?」

 白美「消ちゃん…私は良いけど
     普通は女の子に歳を聞いたら
     駄目だよ…」

 相澤「あぁ分かった…」

 白美「分かればよろしい!
     私の歳だよね
     数えてないけど確か1000歳は
     超えてたよ!」

 相澤「…嘘だろ」

 黒白「本当だよ…」
   「私の体年齢が止まってるからね」

 相澤「え…黒白とヒガンは…」

 黒白「私に歳は無いよ」

 ヒガン「オジサンは200は過ぎてるよ」

 相澤「年上…」

 ヒガン「お〜い!消ちゃんや〜い!
      あ〜らら全員放心してるよ…」

 黒白「おっと!運転手もですか…」
   「気付いて良かった」
   「ヒガンこの人を連れて
     行って下さい」
   「私が運転します」

 ヒガン「分かったよ〜」

 黒白達以外が放心状態の為、黒白が運転して学校に向かった。
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