白黒と彼岸の混沌曲

□送られる物達
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〜USJ内にて(相澤)〜

 ヴィランも去り事件も一段落した後、黒白達は他の先生方に囲まれていた。(生徒、警察も少し離れた所にいる)

 相澤「校長!この方達は
     私達を助けてくれました!」

 根津「でもねぇ…この人達が何者か
     分からないと此方も警戒を
     解く訳にはいかないんだよ」

 黒白「…っ!グッ…」

 白美「黒白っ!大丈夫!」

 ヒガン「…ねぇ退いてくれないかなぁ」
    「オジサン達は何もしないからさ」

 根津「ごめんね…それは出来ない」

 ヒガン「…しょうがないかぁ〜
      なら…実力行使だねぇ」ボウッ

 ヒガンが手から炎を出した事により先生方も臨戦態勢に入る。

 黒白「ヒガン…待って下さい…」
   「大丈夫です…もう少しでっ!
     …取れますから…」

 ヒガン「はぁ…分かった
      それなら待っとくよ〜」

 ヒガンは炎を消しタバコを吸い始めた。数分後、突然黒白が咳き込み始めたと思いきや吐血をした。

 
 白美「黒白!」

 黒白「大丈夫…取れたよ…弾丸」

 白美「っ!良かった!」

 と言い白美は黒白に抱き付いた。しかし英雄高校側は有り得ない物を見てしまった。

 スナ「なっ!確か銃弾は
     脇腹に当たった筈…」

 黒白「本当に…痛かったですよ…」

 黒白から殺気を感じた為、直に止めに入った。

 相澤「待ってくれ黒白!」
   「その人達は悪い人じゃないんだ」
   「頼む!」

 黒白「…はぁ、分かりました…」
   「消太…貴方に免じて許しましょう」

 相澤「!いいのか?」

 黒白「えぇ…それでは
     行きましょうシロ、ヒガン」

 白美「うん!」

 ヒガン「はいはいっと」

 根津「待ってくれないか!」

 黒白「…何ですか?」

 黒白が殺気を消し立ち去ろうとした時、校長が止めた。

 根津「君達は何者かそれを教えて欲しい」
   「もちろん、ただと言う訳ではない」
   「教えて貰う代わりに其方の希望を
     出来るだけ叶えよう」

 黒白は校長が出した条件で悩んでいると白美が質問していた。

 白美「黒白コレから何処に行くの?」

 黒白「そうですね…」
   「分かりました…その代わり
     私達に衣食住を提供して下さい」
   「それが条件です」

 ヒガン「え〜この世界を
      見て周りたかったのにぃ〜」
    「姫ちゃんはどっちにするの?」

 白美「私は黒白の妻ですよ」
   「なので夫に付いて行きます!」

 英雄高校側「?え!?」

 ヒガン「も〜分かったよ〜
      オジサン一人は嫌だしねぇ」

 黒白「駄々を言わないで下さい」
   「はぁ〜では、
     条件は衣食住でお願いします」
   「?どうしました?」

 黒白達は此方が固まっている事に気付き様子を伺っていると突然

 英雄高校側「えぇ〰!!」
      「夫婦〰!!」

 黒白&白美「はい」

 英雄高校側「嘘だ〰!!」

 ヒガン「あはは!面白いね!」
    「コレでビックリしてたら
      年齢聞いたらどんな反応
       するかねぇ〜」

 黒白「…ヒガン…夫婦に見えませんか…」

 ヒガン「う〜ん…そうだね
      夫婦ってより祖父と孫!」

 黒白「…そう…ですか…」

 ヒガン「あらら〜、落ち込んじゃった」
    「黒白〜御免って立ち直ってよ」

 白美「ヒガンの馬鹿!」
   「何処がお似合いじゃないのよ!」

 ヒガン「えぇー、姫ちゃんも!?」
    「だから御免ってば!」
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