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依頼主に会って話を聞くと
標的はゾルディック家のどこかにあるという大きなブルーサファイアということだった。


(場所がわからないと面倒ね)


とりあえずゾルディック家に向かう。

『ククルーマウンテン』

優妃が呟くと あっという間に試しの門の前に立っていた。


(押せばいいのよね。)

オーラを使用して扉を押すと3まで開いた。

(これって、もし壊したら弁償なのかしら)

なんて、優妃が見当違いなことを考えていると
前から巨大な生物が歩いてきた。

(犬…?)


ミケは優妃の目の前まで歩くと 優妃の足先に鼻を触れ 忠誠を誓った。


「おかしいな。親父以外には懐かないはずなのに。」

近くの茂みから声がして髪の長い青年が現れた。

優妃は青年からの殺気を物ともせず振り返った。


(!?)

優妃を見て
予想外の美しさに滅多に変えない表情を僅かに崩す。


『私は何もしていないわ。イルミ=ゾルディック』

「あれ、どうして知ってるんだろ。」
こてんと首をかしげる。
一層 強くなる殺気。

『こんにちは。』

そう言うと鬱陶しそうにイルミからの殺気を自分のもので制した。


(こいつ 強いな、、、)
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