シカマル
□追跡
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シカマルは誰かの家の前で止まると、窓に小石を投げていた。
その窓が開き、同い年位の女の子が顔を出した。
「おかえりなさい!」
「ただいま。」
今まで見たことない様な、満面の笑みを浮かべるシカマル。
「チョウジ。あの子知ってる?」
「うーん。見た事あるような……」
「こんな所で何してるんだってばよ?」
「「静かにして!」」
任務帰りなのか、振り返るとカカシ班が揃っていた。
「あれ?みどりとシカマル?」
「サクラ、あの子知ってるの?」
「知ってるも何も。私の親戚よ。でも、何でシカマルと?」
カカシ班に、シカマルの最近の行動を説明する。
「ふーん。それで後をつけてるってわけね。」
「全く。暇だねーお前らも。」
「でも、俺も気になるってばよ!」
「俺も行こう。アイツのあんな顔は初めて見るしな。面白いもんが見れそうだ。」
「サスケ君が行くなら私も!」
「あら?デコデコちゃんは帰って良いのよ?」
「何ですって!このイノブタ!」
こうしてカカシ班と共に、追跡を再開した。