シカマル
□追跡
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「ねえ、最近のシカマル何か変じゃない?」
「うん。僕も思ってた。」
「最近って言うよりは、結構前からちょっとずつ変わってただろ。」
アスマ班では、既に恒例ともなってきている、任務後の打ち上げ。
「めんどくせぇ。」と言いつつも必ず参加していたシカマルだが、ある時から「用事がある。」と、断ったり遅れてくる事が増えた。
そして、最近は参加しない事が殆どになっていたのだ。
「絶対怪しい!チョウジ!」
「……ねぇ、イノ。やめといた方が良いんじゃ……」
「何言ってんのよ!チョウジは気にならないわけ!?」
「いや……でも……」
「ほら!早く!」
「ちょ……待ってよイノ!」
今日も打ち上げを断られたイノとチョウジは、去っていくシカマルを追跡する事にした。
「……元気だねぇ」
イノとチョウジを見送りながら、アスマは苦笑いしていた。