シカマル

□今だけは俺を見て
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ある日。俺は任務の為、火影室へと呼ばれていた。


「……失礼します。」


中に入ると、カカシと、その彼女であるみどりが立っていた。


「丁度良い所に来た。シカマル。お前はみどりと共に、雪の里へ任務に行ってくれ。」



ピクッ



あぁ。また呼ばれてもねーのにくっついて来たのか。

カカシはみどりにベタ惚れで、呼ばれてるわけでもねーのに、毎度一緒にくっついて来ては、「危ない。」だの、「傷ついたら。」だの、文句を言っているらしい……



「火影様?ちょっと待て下さいよ。雪の里って言ったら、早くても着くのに五日はかかる。俺のみどりをそんな所に行かせる気ですか?しかもシカマルと二人で。」


「そうだ。」


あー。なんかめんどくせぇ事になりそうだな。



「……俺がそんな事許すと思います?」


「思わんな。だが、これは任務だ!拒否権はない!」


まるで火花を散らすように、睨み合う二人……
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