WTの夢

□太刀川隊とモ〇ハン
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「え、ちょっと待てどこ行けばいいんだこれ?」
「太刀川さんこっち。着いてきて〜。」
『……。』
「何かこの人草むしってんだけど。」

太刀川隊の作戦室。
集まった四人はモン〇ンを始めた。

「柚宇さん何で場所わかんの?」
「そういうスキル付いてるからね。」
『……。』
「おい、奈月が虫取りしてんだけど。」

太刀川はまったくの初心者、出水はほんの少し経験がある。
言わずもがな、他二名はプロフェッショナルだ。

「お!何かデケーのいんぞ!」
「あいつをやっつけるんだよ〜。」
「よっしゃ任せろ!旋空弧月!」
『……。』
「この採掘してる人はもうスルーでいいの?」

太刀を持って大型モンスターに突っ込んでいく太刀川は、突進してきたモンスターに蹴られて転がる。

「うお!めっちゃくらう!」
「太刀川さんもう死にそーじゃん!」

転がった太刀川に駆け寄ったのは、今まで採取していた奈月だ。
何も言わず大タル爆弾Gを置くと戸惑う太刀川を置いて去っていく。

「え?何これどうすればい、」

時限式の小タル爆弾が大タル爆弾Gを誘爆。
四人の画面に《ヒゲが力尽きた》の文字が出た。

「、」
『、』
「いやいや、グッじゃねーよ!」

奈月と国近が互いに親指を立てるのを出水が精一杯突っ込んだ。

「おい!ネコがオレの扱いひでぇんだけど!」
「ネコの前に部下の心配した方がいいっすよ太刀川さん。」

ホームに戻った太刀川はネコによって地面に放られた。

「で、オレはどうすりゃいいんだ?」
「またこっち戻ってきて〜。」

そう言うと一斉に攻撃を始める国近と奈月。

「師匠、ゲームでもスナイパーかよ。」
「それはヘビィボウガンだねぇ〜。」
「柚宇さんのは?」
「ハンマー。」

そんな二人に便乗して出水も攻撃を始めるが、攻撃を始めて五分と経たないうちにゲーム機からはクエストクリアの曲が流れた。

「早くね?」
「下位クエストだったからね〜。上位装備の私と奈月さんには朝飯前よ。」
「ところで太刀川さんは?」
「ここどこだ。」
「迷ってる…。」





END.
(太刀川隊のチームワークばっちりでしたねヒゲタイチョー。またやりましょうね。)(おう。任せとけ。)(やっと喋ったと思ったらそれか。)

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