詩
□通勤風景
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毎朝僕は電車で仕事に通っている
たくさんの人が乗るこの電車で
僕はいつもモンストをする
新聞を読む人
友人と楽しく話す人
外の景色を眺める人
スマホで情報収集する人
いろんな人がいるが
皆心に同じ抱きを抱えている
毎朝｢期待｣を抱えて
今日も１日頑張ろうと意気込みする
そう皆が乗り込んだのは
｢期待｣という駅からだった
期待に胸をはせらせ
１日がんばる
皆同じ様に
しかしいつも帰る駅は決まって
｢後悔｣という駅だった
｢期待｣という駅で出発し｢後悔｣という駅で帰宅する
いつもの出勤風景
期待がなければ先には進めない
後悔がなくても先には進めない
期待も後悔も無くては
多分僕はがんばっていけないだろう
ごく稀に｢歩熟｣という駅にたどり着く事がある
毎日の頑張りが身を結びたどり着く
日々の頑張りも
期待も後悔も
決して無駄ではない
きっといつかは｢幸福｣という駅にたどり着けるだろう
きっといつかは……
だから僕は
今日も｢期待｣という駅から
期待行きの電車に乗る