高家の戦闘員

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「なるほど、それは失礼しました。なにぶんまだまだ使いこなせないもので」
「むぅ……(。≖ˇェˇ≖。)」
「お前高いとこ平気じゃねぇのか」
「あれは高さの限度超えてるから」
「ではお詫びにコレを」

そう言ってむくれる槍花に渡したのは半分上が梨、半分下が林檎というちょっと変わった果物。

「悪魔の実?」
「違います。ポーネグリフに書いてありました。これはこの島特有の幻の果実なんだそうです」
「おいおい、目の前にある時点で幻もクソもないじゃねぇか」
「お母さんちょっと食べる?」
「そうね、ここは母さんが毒見をってバカッ!」

槍花が持ち上げヤソップの前に持っていく。

「美味しいかな?」
「まぁ悪魔の実よりは美味しいだろうな」

槍花はそっと齧り付いた。

「っ!梨と林檎だ.*・゚(*º∀º*).゚・*.」
「で、爽華、なんて書いてあったんだ?」
「島の情報、歴史です」

この島の名はヨミガエール島。
4つの海のほぼ中心にある日島で、4つの海の魚が持ち込まれ、陸のオールブルーという名がある市場があった。

「これが前半の情報の部分ですね。後半はまだ解釈出来ていないのでそのまま申します」

この島に闇を潜むもの来るでない。
この島に希望を持つもの来るでない。
その波にのまれ生きては行けぬ。
さぁ立ち去れ。
弱気もの
強気もの。来るがいい
己の儚さ身に知らせ

「えらく挑戦的だな」
「ヨミガエール島って名前の通り甦んのか?」
「それだと解釈がおかしくなりません?」
「ねぇもちかちてかりゃだとかだったりしゅる?」
「体という…………あれ?槍花どこ消えました?」

いつの間にか槍花が声だけを残し消えた。

「ちた」

ベックマンが下を見れば服の山があった。
それを持ち上げればなにやら小さい手が見えた。
ヤソップが服を引っ張ればぷはっという声とともに小さな子供が顔を出した。

「あぁだから幻の果実」
「2歳ぐらいでしょうか?」
「おもしれぇ!お前槍花なのか!」
「むにゅっ!?」

シャンクスに頬であそび始める。

「にゃー!!ヽ(#`Д´)ノ」
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