高家の戦闘員
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「この船でお世話になることになりました、リシュです!ベックマン様に一目惚れし会うために海賊になりました!魅力のリシュ1500万ベリーです」
青にサーモンピンクのメッシュが入ったリシュは宴会が行われている飲み屋でベックマンの隣に座った。
丁度島に付き、兼ねて飲むことになったのだ。
「船長」
「お?どうした?」
「その方が船長の女ですか?」
リシュがシャンクスの隣に座る爽華を見る。
「なんだ!お似合いか?」
「あー、まぁまぁ」
「なんだその曖昧な返事は」
「金髪の人じゃないのかと思って」
「なんでそう思ったんだ?」
シャンクスの疑問にリシュは紙をポケットから取り出す。それは2人の手配書。
「赤髪シャンクスの女……」
「名前で間違えられたのでしょうね」
その手配書はすぐしまわれる。がベックマンは少し眉間にシワを寄せる。話題を変えるように爽華はベックマンにお酒をつぐ。
「そういえば槍花は一人で大丈夫なのでしょうか?」
みんなを追い出したのは槍花。一人で船番をしておくからと。
「槍花さんのお部屋と同じになるんですが、宴会に来られないということは好かれていないのかな?」
「槍花は怪我をしてるんですよ」
「怪我?」
「怪我をしてることは本人は気がついていなかったけどな」
「大丈夫って言ってたからなぁ」
シャンクスは笑いながら酒を飲む。爽華は呆れながらも全くといった様子でシャンクスに酒を注ぐ。